今回はおつまみに欠かせない枝豆のおはなしです。
【枝豆の栄養】
「畑の肉」と名高い大豆の若莢を茹でて食す枝豆。若くても大豆と同じように良質なたんぱく質が含まれ、歯や骨を作るのに欠かせないカルシウムやカリウムなどのミネラルも豊富に含んでいます。
さらに、カロテンやビタミンCも多く含み、葉酸も豊富に含まれているのです。葉酸とは体の発育を助け、お腹の赤ちゃんの正常な発育に欠かせない栄養です。枝豆って、栄養満点な食品なのです。
最近は海外でも注目を浴びていて、「EDAMAME」としてレストランのメニューに載っているそうで、若者の間では枝豆をスマートかつスタイリッシュに食べるのが流行っているそうです。
枝豆は「茶豆」「だだちゃ豆」「丹波黒大豆」などの種類があります。
それぞれ甘味が強かったり香りが高かったりと特徴があります。
お気に入りの枝豆を、食べ比べで探すのも楽しそうですね。
【枝豆の食べ方】
塩茹でして食べるのがポピュラーな枝豆。
塩味がお酒に合うからおつまみになっているだけではないのです。
枝豆に含まれるアミノ酸の一種であるメチオニンがアルコールの分解を促進してくれて肝臓への負担を和らげてくれているのです。
美味しくて体にもいいなんて、最高のおつまみですね。
【ずんだ餅の作り方】
またおつまみだけじゃなく、仙台発祥の郷土料理「ずんだ餅」も有名です。
ずんだの語源は豆を潰す意味の「豆打(ずだ)」が訛ったという説があります。
色も鮮やかで枝豆の甘味もしっかりあり、香りも良いずんだ餅は家庭でも簡単に作れます。
【ずんだ餅の作り方】
枝豆(さや付き)……600g
A砂糖………………40g
A水…………………40ml
塩……………………ひとつまみ
餅……………………4個
- Aを鍋に入れて砂糖が溶けるまで加熱し、火からおろして粗熱を取る。
- 枝豆をしっかりと水洗いし、塩(分量外)を多めに振り、鍋にたっぷりの湯を沸かして茹でる。柔らかめに茹で、ザルに上げて豆を取り出し、薄皮を剥く。
- すり鉢に(1)・(2)を加えてよくすりつぶし、塩を加えて混ぜ合せる。
- 餅に(3)を絡めて出来上がり。
お家に枝豆がたくさんある方は是非挑戦してみてください。
Text by ふーみん/食育インストラクター