日本ではルーを使ってとろみの付いたカレーが一般的ですが、世界のカレーはサラサラのスープ状のものがほとんどです。カレーの発祥はインドと思いがちですが、インドにはカレーは存在しないようです。そもそも私たちが呼んでいるカレーはスパイスで具材を煮込んだもの、インドのタミール語で「ソース」という意味のカリ(kari)から来たといわれています。
その名の通り、カレーにはたくさんの香辛料が必要です。カレーはもともと漢方薬として使われていたようで、身体に良い香辛料がたっぷりつかわれています。使用しているスパイスは好みで配合しますが、基本のスパイスを紹介します。
【スパイスの種類】
ターメリック・レッドペッパー・ナツメグ・コリアンダー・フェンネル・クローブ・カルダモン・シナモン・クミン、他にも何十種類も使うところもあるようですが、これらが基本のようです。
やはり一から作った方が身体にも良いのですが、家庭でそろえるのはなかなかむずかしいですよね。
そこで少ない香辛料で作るカレーをご紹介します。
【カレーの作り方】
☆材料☆
鶏もも肉(2枚)・塩コショウ(少々)・玉ねぎ(みじん切り・1個分)・にんにく・生姜(各小さじ1)・クミンパウダー・ターメリックパウダー・レッドペッパーパウダー・ジンジャーパウダー・コリアンダーパウダー・カルダモンパウダー(各小さじ1)・ホールトマト(1/2缶)・ヨーグルト(100g)・塩(小さじ1/2)・サラダ油(適量)
☆作り方☆
- 鶏肉を一口大に切り、塩・こしょうをする。
- 鍋にサラダ油を熱し、(1)を焼き目がつくまで焼き、取り出す。
- 同じフライパンでにんにく・生姜・玉ねぎを甘い香りになるまで炒め、スパイスを加えてさらに炒める。
- (3)にホールトマト・ヨーグルト・塩を加えて炒め、鶏肉を戻して20~30分煮込む。
マイルドで食べやすいチキンカレーが簡単にできます。いつものカレーとは一味違ったカレーを食卓にだしてみてはいかがでしょう。
Text by りな/食育インストラクター