だんだんと熱い季節がやってきました。
この暑さで食欲不振になったり、冷たい物の摂り過ぎで胃が疲れたり、何かと体調を崩しやすいですよね。
そんな時は、サラッと食べられる「中華粥」を作ってみてはいかがでしょう?
【中華粥の特徴】
日本で知られる「おかゆ」というと、風邪の時に食べる事が多く、米粒がつぶれていてあまり味気のない白粥のイメージがありますが、中華粥は米の一粒一粒が花が咲くように割れていて、油を絡めたお米を鶏や魚介の出汁で炊くのが特徴です。
花が咲くまでお米を煮ると、お米のでんぷん質が溶け出し、トロミのある美味しいおかゆになります。作り方にも違いがあり、日本の白粥は水からお米を煮て作りますが、中華粥は油でコーティングした米を水に入れて煮ていきます。
油をコーティングすることでコクが生まれ、全体にふっくらと火の通りが良くなるそうです。
【粥を食べるメリット】
温かくトロトロのおかゆは、温かい水分を腸まで運んでくれるので、体内がじっくり温まり、整腸効果が得られます。
そうすることで血行が良くなり代謝が上がるため、美肌などにもつながるデトックス効果が期待できます。
さらにお粥は水分が多いので、乾燥しがちな暑い日などに朝食として食べるとしっかりと体内の水分が補えます。
【美味しい中華粥の作り方】
≪2人分≫
米・・150g
サラダ油・・小さじ1
塩・・小さじ1
ほたての水煮缶・・1缶
水・・1500ml
≪作り方≫
- 米はよくといで水気を切る。
- サラダ油を(1)に絡ませ、更に塩を加えてよく混ぜる。
- 鍋に水・水煮缶の1/2量の汁・貝柱(全て)をほぐしながら加え、強火にかける。
- 沸いたら弱火にして約40分炊く。
- 米が割れてきたら火を止める。
沸騰させないようにコトコト煮込むのが、美味しいポイントになります。 ぜひご家庭で中華粥をつくってみてはいかがでしょう。
Text by りな/食育インストラクター