コロンと可愛い!!フランスのおやつ「シューケット」

コロンと可愛い!!フランスのおやつ「シューケット」

専門店も登場し、最近テレビや雑誌などでも話題の「シューケット」
日本ではあまり馴染みが無いかもしれませんが、フランスでは大人から子どもまで誰もが口にしたことがあると言われる程ポピュラーなお菓子です。

【シューケットとグジェール】

シューケット(Chouquettes)とは、シュー生地を小さくしぼり出し、砂糖(あられ糖)をまぶして焼いたものです。
同じくシュー生地を小さくしぼったものに、砂糖ではなくチーズを入れたものは「グジェール」と呼ばれています。
グジェールはフランスのブルゴーニュ地方が発祥とされ、グリュイエールチーズがよく使われます。
外はサクッとしていて中はふんわりとしたシューケットはおやつに、グジェールはおつまみとしてワインと一緒に食べるのがおすすめです。
専門店だけではなく、パン屋さんなどで売られていることもありますよ!!

【お家でも作れる「シューケット」】

シューケットの材料はシュークリームとほとんど同じ!
ちょっとしたポイントをおさえれば、お家でも簡単に作れますよ!

<材料>
A水・牛乳・・各25ml
A無塩バター・・20g
A砂糖・・小さじ1/2
A塩・・ひとつまみ
薄力粉・・30g
溶き卵・・1個分
あられ糖(なければザラメ糖等でもOK)・・適量

  1. 鍋にAの材料を入れて火にかける。
    バターが溶けてしっかり沸騰したら火からおろす。
  2. ふるった薄力粉を一気に加え、木べらで手早く混ぜて再び火にかける。
  3. 生地がひとまとまりになり、鍋底に白い膜が出来たら火からおろし、少し冷ます。
  4. ③に溶き卵を2~3回に分けて加え、その都度よく混ぜ合わせる。
  5. クッキングシートを敷いた天板に④の生地を直径2~3cmに絞る。
  6. 霧吹き等で生地の表面を濡らし、あられ糖をかけて180℃のオーブンで15分焼く。
  7. 160℃に温度を下げてさらに15分程焼く。

【失敗しない!シューを膨らますポイント】

シューは生地の中の水分が水蒸気によって押し広げられて膨らみ、それが焼きかためられるため中に空洞のある形になります。
「生地がしぼんで上手く焼けない・・。」という方も下記のポイントを抑えれば、シューが膨らみますよ!!

  1. 最初の段階でしっかりと沸騰させる。
  2. 生地をしっかりとよく練る。
    (鍋底に白い膜が出来るまでしっかりと練りましょう)
  3. 生地をやわらかくし過ぎない。
    (木べらで生地を持ち上げ、逆三角形になるのがベストです)
  4. 生地が冷めないうちにオーブンに入れて焼く。
  5. 途中でオーブンを開けない。

砂糖ではなく、ナッツやチョコチップ、ハーブ等、お好みの食材を加えて自分オリジナルのシューケットやグジェールを作るのも楽しいですね!!

 Text by まち/食育インストラクター