「鶏肉」は、牛肉や豚肉に比べ消化吸収が良く、ご年配の方や体調があまり優れない時にもおすすめの食材です。
また、肌の健康を維持するナイアシンや疲労回復に効果的なイミダペプチド、肝機能を強化するメチオニンなど様々な栄養を含んでいます。
今回は鶏肉の代表的な3つの部位に焦点を当て、お話ししていきます。
【モモ】
- 身が締まっていて厚みがあり、弾力性に富んでいる
- 皮や脂の表面はみずみずしく、透明感がある
<おすすめの調理法>
運動時によく使う、脚の部分です。
他の部位よりも筋が多く肉質はやや硬いのですが、昆布などにも含まれるうま味成分のグルタミン酸が多く、鶏肉特有のコクのある味わいを楽しめます。
炒め物や煮物などはもちろん、骨からうま味が出る骨付きのものはローストチキンやフライドチキン、赤ワインやお酢などで煮るのもおすすめです。
【ムネ】
- 身が締まっていて厚みがあり、弾力性に富んでいる
- 透明感のあるピンク色をしている
<おすすめの調理法>
胴の前側の部位です。
肉質は柔らかく淡白な味わいでダイエットにも向くため、近年非常に注目されています!
淡白さを活かした蒸し物や、油や乳製品のコクをプラスした料理に向いています。
ただし、火を通しすぎるとパサついてしまうので注意しましょう。
【ササミ】
- 身が締まっていて厚みがあり、弾力性に富んでいる
- 透明感のあるピンク色をしている
<おすすめの調理法>
ムネ肉の内側の胸骨に沿って、左右に1本ずつ付いています。
形が笹の葉に似ている事から「ささみ」という名が付きました。
あまり動かさない部位なので肉質は柔らかく、蒸し物や和え物に適しています。
その他、ムネ同様、油で揚げるなどしてコクをプラスしても美味しく頂けます。
中央の太い筋は硬いので、取り除いてから調理します。
肉も硬くなりやすいので、そぎ切りにしたり、叩いて繊維を壊してから調理するのがおすすめです。
また、酒を振り片栗粉をまぶして茹でると、しっとりとした仕上がりになりますよ。
鶏肉は水分が多く、牛肉や豚肉よりも傷みやすいため、購入後は冷蔵庫のチルドルームで保存し、1~2日を目安に食べ切りましょう。
いかがでしたか?
ご購入の際は、是非参考にしてみてくださいね!
Text by ろい/食育インストラクター