口の中でシュワッと溶けてなくなるシフォンケーキ。
人気のあるスイーツですが、家庭で作るのはちょっと・・・と思っている方も多いのではないでしょうか。
確かにシフォンケーキは型がないと焼くのは難しいですが、作り方は簡単!
ポイントをしっかりと押さえれば美味しく作れますよ!
【シフォンって?】
名前の由来は「薄くてやわらかな絹織物」という意味。その名の通りフワフワで軽い口どけが特徴のスイーツです。
ちなみに、シフォンケーキはアメリカが発祥なんだそうですよ! (私はフランスかと思っていました・・・(-“-))
【フワフワ~のポイント】
フワフワのシフォンに仕上げるにはいくつかのポイントがありますので、参考にしてみて下さい!
ポイントその1
メレンゲ作りに使う器具に水分や油分が付いていないか使う前に確認!!
※器具に水分や油分が付いていると泡立ちが悪くなります。
ポイントその2
メレンゲを作る時は氷水にあてながら!!
※しっかりと冷やしながら泡立てると、固く締まったメレンゲに仕上がります。
ポイントその3
シフォンケーキが焼けたらすぐに逆さまにする!!
※そのままにしておくと生地がしぼんでしまいます。出来たてはかなり柔らかいので、型から外すのは冷めてから!
ポイントその4
粗熱が取れたらビニール袋などに型ごと入れて冷ます!!
※乾燥を防ぎ、しっとりフワフワに仕上がります。
大まかに4つ程ポイントをあげましたが、その他にもオーブンの庫内温度をしっかりと上げておくことなども大切です。
そして粉を入れたら練るように混ぜるのはNG!グルテンが出るとフワフワになりづらいので、サックリと混ぜましょう。
また、メレンゲを作る際に混ぜていたらボソボソになって分離してきた・・・なんて経験をされたことがある方もいるかもしれませんが、それは泡立て過ぎなんです。
なので、ツヤッとしてきたらその後は様子を見ながら泡立てていきましょう。
ツヤツヤでしっかりツノが立ち、ボウルを逆さまにしても中のメレンゲが落ちてこないのが完成の目安です!
さらに、砂糖を加えて混ぜたタイミング位の時にレモン汁を一緒に入れると、酸の効力で強い泡を作ることが出来ます。
ですが、作るシフォンによってはレモンの酸が邪魔になる場合もあるので、必ずしも加える必要はありませんよ。
加える時は卵白3~4個位に小さじ1杯程度を目安に入れてください。
シフォンケーキをフワフワに仕上げるには油を加えるのが基本ですが、バターで作ったり、ノンオイルでも作れます。
ですが、フワフワというよりは少ししっとりとした感じが強く出たり、どっしりとした感じになりやすいので作る際はその辺を加味して挑戦してみて下さいね。
バターで作ると風味は良いのですがせっかくの泡が潰れやすくなるという欠点があるようです。
シフォンケーキは泡が大切なので、バターよりも泡残りの良い油が使われるようになったのですね。
Text by さゆり/食育インストラクター