皆さんは「BEAN To BAR」という言葉を聞いたことがありますか?
今年ブレイクの予感!と言われている今話題の言葉です。
どんな意味なのかを詳しく調べてみる事にしました。
【「BEAN TO BAR」の意味は?】
「BEAN TO BAR」とは、BEANはカカオ豆、BARはチョコレートバー(板チョコ)という意味で、カカオ豆が板チョコになるまでの製造工程をすべて行うことをいいます。
これにより独自の味を持ち、市販にはないようなこだわりのオリジナルチョコレートを作ることが出来るのです。
数年前からアメリカで「BEAN TO BAR」の工房が生まれ、それからヨーロッパにもどんどん工房が出来ているそうです。
それが最近になって日本にも出来始めたようです。
【チョコレートが出来るまで】
私たちが普段何気なく食べているチョコレートですが、チョコレートが出来るまでには、何段階も工程を踏んでいます。
今回チョコレートが出来るまでの工程を簡単に紹介します!
- 運ばれてきたカカオ豆のゴミや悪い豆を取り除き、状態の良い豆のみ残します。
- 豆を煎って、カカオ豆独特の香りを引き出します。
- 豆を砕き、皮などを取りのぞきます
- こうして出来たものを「カカオニブ」といい、それをすりつぶしてドロドロの状態にします。(脂肪分が55%も含まれているのでどろどろになる)
- ④に砂糖やミルクなどの乳製品、香料などを混ぜ合わせます。
- 特殊な機械にかけ、舌の先でもざらつきを感じさせないくらいになめらかにします。
- さらに別の機械でチョコレートの香りを引き出すまで練り上げます。
- 型に流して冷やします。
このようにじっくり時間をかけてあのチョコレートを作るのです。
「BEAN TO BAR」専門店は、すでに出来上がったチョコレートを加工するのではなく、上記のような工程を自ら行い、練る時間や砂糖やミルクなどの材料の量を調節してその店のオリジナルのチョコレートを生み出しています。
日本でも何軒かこのようなお店があるようなので、試しに足を延ばしてみてはいかがでしょうか??
Text by りな/食育インストラクター