炒め物やサラダで食べることがあるベビーコーンですが、見た目からもその名からも、とうもろこしの仲間であることは分かりますが、どのように成長しているかご存知ですか?
今回は旬のベビーコーンをご紹介します!
【とうもろこしの副産物】
とうもろこしの旬は夏真っ盛りの7~8月で、まだまだ食べ頃は先ですが、ベビーコーンは大きくなる前のとうもろこしを若採りしたものです。
とうもろこしは通常、1本の株から1~2本のスイートコーンを収穫しますが、成長途中で3本以上実がなることもあります。
その3本目以降は、最初の2本に栄養分をたっぷり送って太らせるために間引きされます。
そうして刈り取られたものがベビーコーンとして出回ります。
【葉付きのベビーコーンを見かけたら…】
ベビーコーンは輸入品が多く、新鮮な生のものより水煮が多く出回っています。
しかし、水煮はやわらかく煮過ぎてしまっているようで、その食感が苦手と言う方もいると思います(私も苦手でした)。
しかし、2年ほど前のBBQでまだ葉に覆われたベビーコーンをそのまま炭火で炙って食べさせて頂いたことがあるのですが、全く別物のようにコリッとした食感と自然な甘味に感激しました。
【ヒゲも一緒に食べよう♪】
ベビーコーンが成長し、とうもろこしになるとヒゲが茶色くなって食べ頃を迎えますね。
このヒゲはベビーコーンと共に成長しており、一本一本がコーンの一粒ずつと結びついていて、皮の下でベビーコーンをヒゲが覆っています。
大きくなったとうもろこしの場合、ヒゲをキレイに取って茹でたり、焼いたりと調理しますが、ベビーコーンの場合は、ヒゲも一緒に食べられます!
素焼きでベビーコーンと一緒に食べるだけでなく、サッと茹でてスープやサラダに加えてもヒゲ特有のシャキシャキとした食感を楽しむことができます。
また、カリウムやビタミンKが豊富に含まれ、むくみの予防や改善に働くので、女性におすすめです。
葉を落とした状態のベビーコーンは、スーパーなどで良く見かけますが、葉付きのベビーコーンはなかなか見かけませんね。
葉付きであることは、収穫されて間もない新鮮なものである証拠です。
見かけた際は是非お試しください♪
Text by ざわちゃん/食育インストラクター