「加工品」は生鮮食品に比べて日持ちしますが、開封後も買った袋やパックのまま冷蔵保存しているという方も多いのでは?
実はもっとおいしく長持ちさせる方法があるのです!
今回は、「肉・魚・大豆の加工品」の賢い保存法をご紹介します☆
【おすすめの賢い保存法をご紹介!】
今回は、店頭でよく見かける加工品を例に挙げてご説明します☆
<肉の加工品>
酢や酒で表面を拭くと、殺菌効果で雑菌の繁殖によるぬめりを防ぐことができます☆
●ハム
冷蔵なら・・・(保存目安:冷蔵室→開封後約2日)
1.酢または日本酒を含ませたペーパータオルで表面を拭く。
2.空気が入らないようにラップでぴっちり包み、ポリ袋に入れて冷蔵室で保存する。
冷凍なら・・・(保存目安:冷凍室→約1カ月)
冷蔵と方法は同じです。
1枚ずつラップでぴっちり包んだら、冷凍用保存袋に入れて冷凍しましょう。
●ベーコン
冷蔵なら・・・(保存目安:冷蔵室→開封後約2日、加熱処理後は約5日)
<そのまま>
ハム同様、酢または日本酒を含ませたペーパータオルで表面を拭き、ラップでぴっちり包んで保存袋に入れる。(ブロック・スライスどちらも)
<加熱>
1.ブロックのベーコンであれば1cm厚さほどに切り、フライパンでカリッとするまで焼く。
2.冷めたら使いやすい枚数に分けてラップで包み、保存袋に入れる。
ベーコンは脂が多く、酸化しやすいので注意しましょう。
冷凍なら・・・(保存目安:冷凍室→約1カ月)
1.スライスは1枚ずつラップを挟みながら包む。ブロックはラップでぴっちり包む。
2.その上からホイルで包み、酸化と乾燥を防ぐ。
●ソーセージ
冷蔵なら・・・(保存目安:冷蔵室→開封後約5日)
ハム同様、酢または日本酒を含ませたペーパータオルで表面を拭き、ラップでぴっちり包んで保存袋に入れる。
冷凍なら・・・(保存目安:冷凍室→約1カ月)
冷蔵と方法は同じです。
1本ずつラップでぴっちり包んだら、冷凍用保存袋に入れて冷凍しましょう。
<練り製品>
練り製品は業務用の冷凍室なら冷凍も可能ですが、家庭の冷凍室での冷凍はおすすめできません・・・。
プリっとした弾力が損なわれるだけでなく、食感も悪くなり全体的に水っぽくなってしまいます。
あまった分は冷蔵し、早めに食べ切るようにしましょう☆
●ちくわ・さつま揚げ・はんぺん・かまぼこなど
冷蔵なら・・・(保存目安:冷蔵室→開封後約2日)
ひとつずつラップでぴっちり包み、ポリ袋に入れて冷蔵室で保存しましょう。
<大豆加工品>
●豆腐
毎日水を取り替えるのが長持ちの秘訣です。
冷蔵なら・・・(保存目安:冷蔵室→開封後約5日)
1.パックの水を捨て、豆腐を保存容器に移し、綺麗な水をヒタヒタに張る。
2.水を毎日交換する。
(冷たい綺麗な水を使いましょう。)
保存容器がなければ、パックのままでもOK!
上からラップをかけて保存しましょう。
冷凍なら・・・(保存目安:冷凍室→約1カ月)
炒り豆腐にして保存しましょう。
1.フライパンに水気を切った豆腐を崩し入れ、水分を飛ばすように炒め、調味料で味付けをする。
2.冷ましてから冷凍用保存袋に入れ、平らにして冷凍する。
冷凍炒り豆腐は、汁物や煮物には凍ったまま使えます。
また、サラダやハンバーグに活用する際には、冷蔵室に移して一晩自然解凍するのがおすすめです☆
●油揚げ
長期保存したい場合は、油の酸化に気を付けましょう。
冷蔵なら・・・(保存目安:冷蔵室→開封後約3~5日)
1枚ずつペーパータオルで包み、さらにラップでぴっちり包みましょう。
冷凍なら・・・(保存目安:冷凍室→約1カ月)
1.熱湯をかけ、油抜きをする。
2.ペーパータオルで水気を拭き取り、短冊切りなど使いやすい大きさに切って冷凍用保存袋に入れて保存する。
●厚揚げ
冷凍は不向きなので、冷蔵保存がおすすめです。
冷蔵なら・・・(保存目安:冷蔵室→開封後約3~5日)
油揚げ同様、ペーパータオルとラップで包んで保存しましょう。
子どもから大人まで、手軽にたんぱく質が摂れる「加工品」。
加工方法や添加物の有無で保存期間は異なりますが、どれも開封後は傷みやすく風味も落ちてしまうので、密閉保存することが大切です☆
皆さんも上手に保存・活用してみてくださいね♪
Text byろい/食育インストラクター