ここ数年、大手の流通企業が本格的に参入し、最近ではコンビニやスーパー、ファストフードなどでも“代替肉(フェイクミート)”を使用した商品を目にするようになりました。
今回は、高たんぱく・低脂質!話題の代替肉を使ったヘルシーレシピをご紹介します☆
【代替肉って何からできているの?】
代替肉は、「大豆など植物由来の肉」と、「培養技術を用いた培養肉」に大別されますが、培養肉は試験段階なのでまだ市場に出回っていません。
植物由来の肉の原材料は大豆のほかに、小麦・エンドウ豆・ソラ豆というものもありますがいずれも量は少なく、“大豆ミート”が多くを占めています。
商品化にあたっては、ヴィーガン対応として動物油脂や肉エキスなどの動物性添加物を含まないものと、一般消費者向けに添加しているものとがあります。
植物由来の食材は、家畜に飼料を与えて肉として食べるより、二酸化炭素などの温室効果ガスの排出が少ないとされ、アメリカでは大手ハンバーガーチェーンが代替肉を使った商品を販売するなど、世界的にも普及しています。
【本当にお肉っぽいの?実際に代替肉を使って料理してみた!】
“代替「肉」”とは言うものの、やはり気になるのが味や香り、食感!
今回はミンチタイプの大豆ミートを使ってみました!
【大豆ミートのジャージャー麺】
<材料(4人分)> 調理時間: 30分(大豆ミートを戻す時間は除く)
大豆ミート(乾燥・ミンチタイプ)・・80g
たけのこ(水煮)・・50g
しいたけ・・6個
長ねぎ・・1本
きゅうり(千切り)・・1本分
にんにく(みじん切り)・・1かけ分
しょうが(みじん切り)・・1かけ分
サラダ油・・大さじ1
豆板醤・・小さじ1
A甜麺醤・・大さじ3
A酒・・大さじ2
Aしょうゆ・・大さじ1・1/2
A砂糖・・大さじ2
A鶏ガラ顆粒・・小さじ2
A水・・300ml
A塩・・少々
水溶き片栗粉・・適量
ごま油・・大さじ1
中華麺(生)・・4玉
<作り方>
- 大豆ミートは、パッケージの表示通りに戻し、水にさらしておく。
- たけのこは5㎜角に切り、熱湯でサッとゆでてザルに上げる。
しいたけも同じ大きさに切る。
長ねぎは半分をみじん切りに、残りの半分は千切りにして水にさらす。 - フライパンにサラダ油・にんにく・しょうがを入れ弱火にかけ、香りが出てきたら豆板醤を加えてサッと炒める。
しっかり水気を切った(1)・(2)のたけのこ・しいたけを加え、炒め合わせる。 - 全体が混ざったらAを加え、2/3量になるくらいまで煮詰める。
- (4)にみじん切りの長ねぎを加え、水溶き片栗粉でトロミをつけ、仕上げにごま油を回しかける。
- 中華麺は、たっぷりの湯で袋の表示通りにゆでる。
ゆで上がったら流水で洗い、ぬめりを取る。 - 器に(6)を盛り、(5)をかけて千切りのきゅうり・長ねぎを添える。
見ためは肉そのもの!
甜麺醤やしいたけのうま味をたっぷり含んだ大豆ミートは、物足りなさを感じることもなくおいしくいただけます♪
大豆ミートは、ゆでて戻すと約4倍になります。
ゆでたあとに水にさらすと、大豆特有の香りが抜け、より食べやすくなります☆
ミンチタイプは、ハンバーグやミートソース、麻婆豆腐などにするのもおすすめです。
かつて代替肉は、ベジタリアンやヴィーガンの方の購入がほとんどでした。
しかし、“肉よりも高たんぱく・低脂質”という点が健康志向の方から注目され、最近ではカルビやハラミ風の大豆ミートなども販売されています。
古くから日本食文化の中で慣れ親しんでいる“大豆”の新たな可能性に、今後も注目していきたいと思います!
次回は、ブロックタイプの大豆ミートを使ったレシピをご紹介します。
お楽しみに!
Text by ろい/食育インストラクター