次に日本で流行る!?「台湾ドーナツ」とは?

2023年は「生ドーナツ」が流行し、店頭で行列になっているのをよく見かけました。
今回は、次にブームが起こるかもしれない!?「台湾ドーナツ」を深掘りしていきます!

【「台湾ドーナツ」ってなに?】

台湾ドーナツは台湾の夜市発祥のスイーツで、リング状に成型した生地に衣をつけて揚げたドーナツに、砂糖やミルクパウダーをかけたものです。
衣をつけて揚げると外はカリカリ、中はふわふわとした独特な食感に仕上がります。
台北駅近くにはドーナツ店があり、連日多くの観光客が訪れ、人気を博しています。
本場台湾では砂糖やミルクパウダーをまぶしたもののほかに、チョコレートやチーズなどが生地の中に入っているものもあるようです☆

【実際に「台湾ドーナツ」を作ってみた!】

<材料(8個分)> 調理時間:30分(生地を寝かせる時間は除く)
<生地>
強力粉・・150g
薄力粉・・50g
グラニュー糖・・20g
ドライイースト・・3g
塩・・3g
牛乳・・120ml
無塩バター・・20g

<衣>
薄力粉・・50g
水・・80ml
サラダ油・・小さじ1

<ミルクシュガー>
粉砂糖・・40g
コーヒーミルク(粉)・・10g

揚げ油・・適量

<下準備>

  • バターは常温に戻しておく
  • 少し大きめの耐熱容器に牛乳を入れ、600Wの電子レンジで30秒ほど加熱し、人肌程度に温める

<作り方>

  1. ボウルに強力粉・薄力粉・グラニュー糖・ドライイーストを入れて混ぜる。
    塩・牛乳を加え、粉っぽさがなくなるまで混ぜる。
  2. (1)を作業台の上に出して表面がなめらかになるまでこね、バターを加えて再度こねる。
  3. なめらかな状態になったら表面が張るように丸め、ボウルに入れてふんわりとラップをし、2倍ほどの大きさになるまで常温で1時間ほどおく。
  4. 作業台に強力粉(分量外)をふり、(3)をのせて手のひらで優しくガス抜きをする。
    8等分にしてそれぞれ丸め、ラップをして10分ほどおく。
  5. 生地をおさえて平らにし、中心部に指で穴を開けてドーナツ形に整える。
    同様に計8個作る。ラップをして1.5倍の大きさになるまで常温で30分ほどおく。
  6. ボウルに薄力粉をふるい入れ、水・サラダ油を入れて混ぜ合わせ、衣を作る。
  7. (5)の生地を(6)にくぐらせ、170℃の揚げ油で1~2分揚げる。
    上下を返して全体がきつね色になるまで1分ほど揚げ、しっかり油を切って取り出し、粗熱をとる。
  8. ボウルに粉砂糖・コーヒーミルク(粉)を入れて混ぜ合わせる。
    (7)のドーナツを入れ、表面にミルクシュガーをたっぷりまぶす。

食感のよい生地と、優しい甘味のミルクシュガーがよく合います☆
やみつきになるおいしさですが、台湾ドーナツは衣を付けて揚げ、砂糖をまぶしているので、やはりエネルギーは高くなります…。
食べ過ぎには注意してくださいね☆


【台湾スイーツは、日本でのブーム】

日本では、以前にもいろいろな台湾スイーツが流行りました。その一部がこちら!

●豆花(トウファ)
豆乳をかためた台湾の定番スイーツです。
白玉やタピオカ、落花生やフルーツなどお好みのものをトッピングし、砂糖や黒糖といったシロップをかけて食べるのが一般的です。

●パイナップルケーキ
小麦粉・卵・バターなどの生地に、パイナップルジャムを包んで焼いた台湾伝統のスイーツです。

●台湾カステラ
ふわふわの見た目と、しゅわっとした口溶けが特徴の台湾スイーツで、日本のカステラとはまたひと味違います。
焼きたてはフワッと、常温ではしっとり、そして冷やすとスフレのような食感が楽しめます。

 現在ではこれらの専門店ができるなど、日本でも台湾スイーツはなじみ深いものになりつつあります。
皆さんも、今までのドーナツとは一風変わった“台湾ドーナツ”をぜひ試してみてはいかがでしょうか?

Text by ろい/食育インストラクター