「夕飯のおかずは何にしよう?」
献立を考えて買い物をして、帰宅したら下ごしらえ、調理…。
食べたら洗い物をして後片付け…。そしてまた仕込み…。
食事の支度って多くの時間と労力を費やしますよね。
そんな忙しいママさん必見!食事作りの負担を減らそう!!
「下味冷凍」始めませんか?
【下味冷凍とは?】
肉や魚などの食材をあらかじめ調味料で味つけをし、ジッパー付きのポリ袋に入れて冷凍保存しておくこと。
使いたい日の朝、冷蔵庫へ移し、夕方解凍されたものを調理します。
味つけが完了しているので、時短・簡単調理になります。
【下味冷凍のメリット&デメリットは?】
<メリット>
①時短
味つけができているので、調味料をはかる手間が省けます。
②簡単
炒めるだけ、焼くだけなど、調理工程が減るので簡単にできます。
③おいしさアップ
下味をつけることで、肉や魚をやわらくし、くさみを取り除いてくれます。
また、味が染み込むので、グッとおいしくなります。
④献立作りが楽
味つけが決まっているので必然的に献立が決まり、悩まずにすみます。
⑤節約
食材の安い日にまとめ買いをして冷凍できるので、経済的です。
<デメリット>
①味の調整が難しい
味つけがしてあるため、最初に合わせた調味料がものをいいます。
味が薄かったら調味料を足し、濃かったら野菜などの食材を増やすとちょうどよくなるかも?
②ジッパー付きのポリ袋の消費
下味冷凍をしたポリ袋は使い捨てになるため、消費はやむを得ません。
③作りすぎると冷凍庫がパンパン
冷凍庫のスペースを先に確認してからはじめましょう。
平らに冷凍して、冷凍できたら立ててストックしておくとよいでしょう。
「下味冷凍」は「作り置き」みたいに、休日の貴重な時間が削られることもありません。
食事の支度は、イチから始めると時間がかかりますよね。
献立を考えることや下ごしらえの手間を少し減らすだけで、夕飯づくりがグッと楽になりますよ。
ではレシピをご紹介します。
【ガリバタチキン】
<材料> 調理時間:15分(冷凍時間は除く)
鶏もも肉・・1枚(250g)
A酒・・大さじ1
Aしょうゆ・・大さじ1
Aみりん・・大さじ1
Aにんにく(おろし)・・少々
小麦粉・・適量
サラダ油・・大さじ1
バター・・大さじ1
<下準備>
① 鶏もも肉はひと口大のそぎ切りにする
② ①をジッパー付きポリ袋に入れ、Aを加えもみこんで平らにして冷凍しておく
③作りたい日の朝に、冷蔵庫へ移して解凍する
※使うときは必ず解凍してから調理しましょう
<作り方>
- 鶏肉の水気をふきとり、小麦粉を薄くはたく
- フライパンにサラダ油を熱し、鶏肉を入れ両面焼き、中まで火を通す
- バターを加えてフライパンをゆすりながら煮からめる
あとはみそ汁とサラダなどの副菜があれば夕食の完成!
ガリバタチキンのにんにくの香りとバターの風味が食欲をそそり、ごはんがすすみます。
育ち盛りの子どもたちにも好評!
今回は鶏もも肉で作りましたが、鶏むね肉やささ身で作ってもおいしく召し上がれます。
【お弁当にも!?】
「下味冷凍」はお弁当にもぴったりです。
夕方、「下味冷凍」を冷蔵庫に移して、翌朝解凍されたものを調理するだけでOK!
忙しい朝でも簡単に作れます。
冷凍するとき、お弁当用に小分にしておくと便利ですよ♪
いかがでしたか?
「下味冷凍」は肉や魚など、さまざまな味つけで楽しめます。
おいしいレシピをどんどん増やして、「下味冷凍」を活用していきましょう。
ぜひ作ってみてください♪
Text byくまこ/食育インストラクター