作り置きシリーズ、いよいよ最終回目前となりました。
これまではタイトル通り、基本的なおかずを中心にご紹介してきましたが、今回は番外編として、簡単に出来て保存のきく、ドライフルーツを使ったおやつをご紹介します!
在宅業務の増えた現在は、食べたいときに解凍して食べられるおやつが大活躍してくれるかも?
【ドライフルーツはおいしいけれど・・・】
もともと長期保存を目的として作られているドライフルーツは、作りおきに向く食材です。
でも、ご飯(白米)のおかずでフルーツを使った料理を食べるのが苦手な方もいらっしゃいますよね。
では、おかずがダメなら、おやつはどうでしょう?
お菓子の中に入っているドライフルーツなら、違和感なく食べられる方は多いと思います。
クリームや砂糖たっぷりの甘いお菓子とは別に、フルーツならではの自然な甘さや酸味も楽しめますよ。
今回ご紹介するのは、ドライフルーツをたっぷり入れた蒸しケーキです。
でき上がったら小さく切って冷凍しておけるので、作っているときに「少し多いかな?」と思っても大丈夫なのが魅力です☆(ドライフルーツは糖質が高くなりがちなので、一回に食べる量は多すぎない方がよいくらいです)
【ドライフルーツのおやつ蒸しケーキ風】
<材料> 調理時間:30分
ホットケーキミックス・・150g
お好みのドライフルーツ・・50g
くるみ(ローストしたもの)・・15g
A牛乳・・80ml
A卵・・1個
A砂糖・・大さじ1・1/2
Aオリーブオイル・・大さじ1
Aマヨネーズ・・大さじ1
<作り方>
- ボウルにホットケーキミックスとAを入れ、ダマにならないように混ぜ合わせる。
- (1)に刻んだドライフルーツ・くるみを入れ、さっくり混ぜる。
- 耐熱容器に(2)を入れ、高さが均等になるようにならし、600wの電子レンジで5分加熱する。
竹串を刺して、生地がくっつく場合はもう1分加熱する。 - 容器から取り出し、粗熱がとれたら食べやすい大きさに切る。
<ポイント>
- 保存期間は個別にラップしてから、冷凍で10日程度です。
- ふっくら仕上げるためにマヨネーズを入れていますが、酢やレモン汁をかわりに入れても作れます。
- ドライフルーツは1種類でも、ミックスタイプでも作れます。
今回の写真では手に入りやすいレーズンとクランベリーを入れています。
お好みでラム酒やブランデーに漬けたものを使うと、味に深みが出ますよ。 - オリーブオイルはサラダ油やバターなどに変更可能です。
オーブンではなく電子レンジを使うことで、時短で作ることができます。
また、くるみは袋に入れて砕き、ドライフルーツをレーズンなどの小さいサイズのものにすれば、切りもの無しで作れるので、お子さんと一緒に作れる簡単おやつにもなります。
ポイントにも書きましたが、アレンジが自在にできるので、ご自分の好みにあった味をさがしていただくのもよいですね☆
ドライフルーツは糖質が高く、水溶性ビタミンは生の状態より減少しています。
しかし、食物繊維が豊富なので、お腹の調子を整えてくれる効果があります。
また、ナトリウムを排出してむくみ予防に役立つカリウムなどのミネラルも含まれています。
レーズンなど、皮ごと食べられるタイプのドライフルーツなら、皮の栄養(ポリフェノールなどの抗酸化作用が高いものも含まれます)もとることができますし、ひと口サイズのプチおやつにはぴったりの存在なのです。
お家のコーヒータイムに、ドライフルーツたっぷりの手作りケーキをお楽しみ下さいませ☆
Text byはむこ/食育インストラクター