“鍋“と聞くと「冬」をイメージする方も多いと思いますが、実は季節ごとに楽しめます☆
食材や味つけ次第で、いろいろな楽しみ方ができる鍋料理は、一人暮らしの方や忙しいママにもおすすめです!
今回は、鍋の魅力や、「春」におすすめの鍋料理をご紹介します♪
【”鍋”の可能性は無限大!】
“鍋”は一人でも大勢でも楽しむことができ、私はシーズン問わずよく食べています♪
”鍋”の魅力はいろいろありますが、そのうちの一部を今回はご紹介したいと思います。
それがこちら!
・野菜をたっぷりとることができる
・入れる食材次第ではヘルシーに仕上がり、ダイエット中にもおすすめ
・下準備や調理、片付けが楽
・体が温まる
・あまっている食材も具材として使うことができる
・味のバリエーションがいろいろ楽しめる
最近は鍋つゆが1人前ずつになって売られているものもあり、使い勝手のよさから味の種類も年々増えています。
いろいろ試して、相性のよい食材を見つけるのも楽しいのでおすすめです☆
【春の鍋料理におすすめの食材をご紹介☆】
春キャベツ
秋に種をまき、春に収穫されたもので、「新キャベツ」とも呼ばれます。
葉の巻きがふっくらとしていてやわらかく、みずみずしいのが特徴です。
新ごぼう
初夏に出回る早生品種や、秋から冬にかけての収穫を待たずに若取りされたものです。
完全に成長しきっていないため、一般的なごぼうよりもやわらかく、上品で優しい香りがします。
アスパラガス
切らずにそのまま、こんがり焼くだけでもおいしくいただける、アスパラガス。
調理の際は余熱を考慮しかために仕上げることで、食感のよさを楽しむことができます☆
あさり
初夏に潮干狩りのイメージがある、あさり。
実は産卵期を迎える前の春こそ、身が詰まっていておいしいのです☆
うま味成分のコハク酸が豊富に含まれているので、鍋料理に活用すればおいしいあさりの出汁もあますことなく楽しむことができます♪
【春らしい鍋料理を作ってみよう☆】
今回は、春に旬を迎える食材をふんだんに使った“春鍋”をご紹介します!
【野菜たっぷり!春キャベツと鶏肉の豆乳鍋】
<材料(4人前)> 調理時間: 20分
春キャベツ・・1玉
アスパラガス・・6本
人参や玉ねぎ、きのこなどお好みの具材・・お好きなだけ
鶏もも肉・・2枚
市販の豆乳鍋の素・・4人分(今回はキューブタイプのものを使用)
水・・パッケージ記載の分量
ごま油・・小さじ2
<作り方>
- キャベツは大きめのくし切りにする。
アスパラガスは根元のかたい部分を切り落とし、ピーラーではかまを取り、食べやすい長さのななめ切りにする、
そのほかの野菜も食べやすい大きさに切る。 - 鶏肉はひと口大に切る。
- 鍋にごま油を熱し、(2)を入れて表面をこんがり焼き、一度取り出す。
- (3)に豆乳鍋の素・水を入れて火にかけ、ひと煮立ちしたらアスパラガス以外の野菜を入れて煮る。
- キャベツがやわらかくなったら(2)の鶏肉・アスパラガスを加え、鶏肉に火が通ったら完成!
今回は、煮る前にごま油で鶏肉をこんがりと焼き、風味をプラスしました。
お好みでラー油をかけてもおいしくいただけますよ☆
【このお鍋にはどんな栄養があるの?】
●春キャベツ
肌荒れや風邪予防をはじめ、ストレス緩和に役立つビタミンCが豊富です。
実は、ビタミンCはストレスや喫煙によって大量に消費されてしまうのです。
一度にたくさん摂取してもあまった分は体外に排泄されるうえ、体内で合成されないので過剰症の心配はありません。
毎日の食事からしっかりとるよう心がけることが大切です☆
そのほか、芯には傷ついた粘膜を修復し、胃潰瘍の予防・改善に働くキャベジン、高血圧やむくみの緩和に役立つカリウムなどが多く含まれています。
今回ご紹介したビタミンC・キャベジン・カリウムは水溶性の栄養素ですが、スープごといただける鍋にすれば効率的に摂ることができます☆
●アスパラガス
豊富に含まれるアスパラギン酸は、疲労物質である乳酸をエネルギーに変え、疲労回復に役立ちます。
穂先の部分には毛細血管を丈夫にするルチンが含まれ、血行を促進し冷え性を予防します。
ルチンにはビタミンCの吸収を高める働きがあるので、ビタミンCが豊富なキャベツとは好相性です♪
いかがでしたか?
この時期は、朝晩冷え込むこともあるので、ぜひ「春」も鍋を楽しんでみてくださいね♪
Text byろい/食育インストラクター