「子どもとおやつシリーズ」では、おやつについてや簡単レシピなどをご紹介していきます!
今回はクレープを作ります!
クレープというと、「原宿」をイメージするのは私だけでしょうか。
おいしいけど、買うと結構高い・・・。
お家で簡単に作れないものか・・・。
作れちゃいます!!
レシピをご紹介する前に、
【子どもにとってのおやつ】
乳幼児期の子どもは胃が小さく、消化機能も未熟です。
そのため三度の食事に加え、おやつでエネルギーや栄養を補う必要があります。
大人が考えるおやつは「お菓子」のイメージが強いですが、子どもにとっては「おやつ=第四の食事」と捉えるといいでしょう。
【クレープとは?】
ごく薄く焼き上げたフランスのパンケーキです。
基本的な生地は、卵、牛乳、砂糖、香料をよく混ぜ、ふるった小麦粉を加え、クレープパンかフライパンに流し込んで薄く焼き上げます。
ホイップクリームやジャムなどを塗り、巻いたり、折ったりし、果物を巻き込むものもあります。
そのほか、そば粉で作るガレットや、砂糖なしのクレープ生地でチーズなどを巻き込み、グラタンにするものもあります。
【お家で簡単!クレープを作っちゃおう!】
<材料(作りやすい分量)> 調理時間:30分
薄力粉・・100g
砂糖・・35g
牛乳・・1カップ
卵・・1個
バター・・大さじ1
フルーツ・・お好み
生クリーム・・お好み
<作り方>
- ボウルに薄力粉・砂糖を入れて泡立て器で混ぜ、牛乳を半量加える
混ざったら卵を加え、なめらかな状態になるまで混ぜる - フライパンを熱し、分量のバターを溶かして(1)の生地に加える
※バターは少し色づくまで加熱すると風味がでます
焦がしすぎには注意しましょう - (2)に残りの牛乳を少しずつ加え、泡立て器で混ぜる
- フライパンを再び熱し、表面をペーパータオルで軽くふいて生地を流す
- フライパンを傾けて全体に生地を広げて火にかける(中火~中火弱)
- 生地のふち全体に焼き色がつけば端をめくり、へらを生地の下に入れてひっくり返す
- 裏面にも焼き色がついたら、バットの裏や、まな板などにのせて冷ます
- お好みで生クリームやフルーツを入れて出来上がり
子どもたちに好きなトッピングをさせると大喜び!
ペロっと完食!
【クレープのルーツとは?】
フランス・ブルターニュ地方発祥のそば粉のガレットに由来するとされています。
ブルターニュ地方は、小麦粉の栽培ができないほど土地がやせていて、かわりにそばを栽培して、そば粥にして食べていました。
あるとき、そば粥を焼けた石の上に落としたところ、こうばしく焼けた薄いパンが出来たのがはじまりのようです。
ガレットという名は、フランス語の小石を意味する「galet(ガレ)」から名づけられました。
【「クレープ」と呼ばれるようになったのはなぜ?】
17世紀、ルイ13世妃アンヌ王女がブルターニュを訪れた際に、ガレットをとても気に入り、宮廷料理に取り入れたそうです。
その後、生地の材料に変更が加えられ、そば粉が小麦粉に。
また牛乳、卵、バター、砂糖などが加えられ、ガレットに似た食べ物が誕生しました。
名前も、生地がちりめん状に焼きあがることから、ちりめんを意味する「クレープ」(ラテン語の波をうつという意味のcrispusが語源といわれる)と呼ぶようになりました。
現在ではフランス風薄焼きパンケーキの総称となっていますが、そば粉を利用したクレープは「ガレット」と呼ばれ、区別されているようです。
ほとんどの場合、小麦粉のクレープ生地は甘味がつけられますが、そば粉のガレットは通常塩味でバターや具をのせて食べることが多いです。
いかがでしたか?
クレープは、お家にある材料で簡単に作れて、好きなフルーツやナッツなど、トッピングはいろいろと楽しめます。
ぜひ、お子さんと一緒に作ってみてくださいね♪
Text by くまこ/食育インストラクター