「子どもとおやつシリーズ」ではおやつについてや、簡単レシピなどをご紹介していきます!
今回は、レンコンを使って作る「おろし焼き」です。
【子どもにとってのおやつ】
乳幼児期の子どもは胃が小さく、消化機能も未熟です。
そのため三度の食事に加え、おやつでエネルギーや栄養を補う必要があります。
大人が考えるおやつは「お菓子」のイメージが強いですが、子どもにとっては「おやつ=第四の食事」と捉えるといいでしょう。
それではレシピのご紹介です!
【レンコンのおろし焼き】
すりおろしたレンコンでモッチリ感が楽しめる一品。
輪切りのレンコンをのせることで、見た目もかわいく、シャキシャキ食感もプラス出来ます。
<材料:6個分> 調理時間:5~10分
Aレンコン(おろしたもの)・・150g
A塩・・ひとつまみ
A片栗粉・・20g
青のり・・適量
レンコン(薄い輪切り)・・6枚
ごま油・・適量
<作り方>
- ボウルにAを入れて混ぜ、青のりを加える
- (1)を6等分にし、丸めて輪切りのレンコンをのせ、少しつぶして輪切りのレンコンがしっかりとくっつくようにする
- フライパンにごま油を熱し、(2)の輪切りレンコンがついている面を下にして入れ、焼く
- 焼き色がついたら裏返し、中まで火を通す
今回は薄い輪切りにしたレンコンをプラスしましたが、刻んだレンコンを混ぜ込んでもよいですね。
桜えびを混ぜる・みたらし風のタレを絡める・挽き肉を加えてレンコンボールにするなどアレンジ出来るレシピですので、挑戦してみて下さい!
【レンコン】
〇レンコンとは
レンコンは晩秋~冬が旬の根菜です。
切った断面の穴から反対側が見えるため、「先を見通せる」縁起物の食材として、お正月や節句といったおめでたい席での料理によく使われます。
レンコンはクセが無く、煮物や炒め物・揚げ物・蒸し物・サラダなど幅広い料理に対応出来るので、日常使いの野菜としても人気です。
サッと火を通せばシャキシャキに、今回のようにすりおろすとモッチリとした食感となり、じっくりと火を通すと粘り気とホックリ感が同時に楽しめます。
〇選び方と保存方法
レンコンを購入するときは、
- 皮の表面にシミや傷がない
- 切った断面や穴が白くきれい
- ふっくらと丸みがあり太い
ものが良品です。
切り口が赤みがかっている、全体的に黒ずんでいるものは避けましょう。
保存するときは、切ってあるものは、穴に空気が通らないようにラップで包み、冷蔵庫の野菜室で保存します。
4~5日を目安に使い切ると、最後までおいしくいただけます。
節と節の間で切られていたり、長いままの状態であれば、湿らせた新聞紙で包み、風通しのよい涼しい場所や冷蔵庫の野菜室へ。
こちらは1週間くらい保存が出来きます。
また6~9月にかけて「新レンコン」が出回りますが、こちらは成長途中なので、細くて小ぶりのものが多いです。
水分が多くやわらかであっさりとしているのが特徴です。
日持ちしないので、購入したらすぐに使いましょう。
〇栄養
色白で一見すると栄養はあまりないように感じますが、肌荒れなどを予防するビタミンCや疲労回復に効果的なビタミンB1・お通じを良くする食物繊維が豊富です。
そのほかにも余分なナトリウムの排泄を促して血圧を安定させるカリウムや、抗酸化成分のタンニンも含むので、体の中をキレイにしたいときにおススメの食材です。
いかがでしたか。
子どもにとっては食事の補いになるおやつ。
少ない材料で簡単に出来る手作りおやつのレパートリーを増やすことで安心・安全はもちろん、子どもたちが親の愛情を感じる機会となるでしょう。
ぜひお子さんと一緒に作ってみて下さいね!
Text byさゆり/食育インストラクター