「子どもとおやつシリーズ」ではおやつについてや、簡単レシピなどをご紹介していきます!
今回はパーティーにもピッタリの「スコップムース」です。
【子どもにとってのおやつ】
乳幼児期の子どもは胃が小さく、消化機能も未熟です。
そのため三度の食事に加え、おやつでエネルギーや栄養を補う必要があります。
大人が考えるおやつは「お菓子」のイメージが強いですが、子どもにとっては「おやつ=第四の食事」と捉えるといいでしょう。
【スコップムース&クランブル】
冷凍フルーツを使ったお手軽ムースに食感が楽しいクランブルを合わせました。
今回は目によいベリー系を使いましたが、別の果物を使ってアレンジしてもいいですね。
【ベリームース】
<材料(容量900~1000mlの容器1台分)> 調理時間:30分(冷やしかためる時間は除く)
冷凍ベリー(ブルーベリーやミックスベリーなど)・・150g
グラニュー糖・・80g
A粉ゼラチン・・5g
A水・・20g
レモン汁・・小さじ1/2~1
プレーンヨーグルト・・200g
生クリーム・・200g
<下準備>
- Aを混ぜ合わせ、ゼラチンをふやかしておく
- 冷凍ベリーは解凍しておく
<作り方>
- 耐熱ボウルに冷凍ベリー・グラニュー糖を入れて混ぜ、600wの電子レンジで3~4分加熱する
- (1)が熱いうちにAを入れて混ぜ溶かし、粗熱が取れたらレモン汁・ヨーグルトと合わせる
- 別のボウルに生クリームを入れ、氷水にあてながら八分立てに泡立てる(垂らしたときに線が描けるくらい)
- (2)に(3)を入れ、全体を混ぜて容器に流し、冷蔵庫で冷やしかためる
【クランブル】
<材料(作りやすい分量)> 調理時間:25分(冷やす時間は除く)
薄力粉・・20g
アーモンドパウダー・・20g
グラニュー糖・・20g
バター・・20g
<下準備>
- バターは7~8mm角に切っておく
- 材料はすべて冷やしておく
<作り方>
- ボウルにザルをのせ、バター以外の材料を振るいながら入れる
- (1)にバターを入れ、フォークの背でつぶしながらほかの材料と混ぜ合わせ、そぼろ状にし、冷凍庫で30分ほど休ませる
- オーブンを160℃に温め、温まったら天板にオーブンペーパーを敷いて(2)を重ならないようにのせ、15~20分、焼き色がつきカリカリになるまで焼き、冷ます
<ワンポイント>
作業中にバターがやわらかくなり過ぎてきたら、途中で冷蔵庫や冷凍庫に入れて冷やし、再び作業を進めて下さい。
焼くときも、しっかりと冷やしたものを手早くオーブンに入れて焼きましょう。
コクを出すためにアーモンドパウダーを使っていますが、すべて薄力粉に置き換えても作れます。
砂糖もブラウンシュガーなど、お好みのものでどうぞ。
<仕上げ>
器にムースを盛り、冷めたクランブルをのせていただく
【ヨーグルトと生クリーム】
ヨーグルトや生クリームは牛乳などを原料とする乳製品です。
子どもの骨の成長に欠かせないカルシウムが多く、体を作るために必要なたんぱく質も補うことが出来ます。
またヨーグルトは乳酸菌を含むので、腸の働きを調え、便秘の改善にも役立ちます。
生クリームは脂質の多い食品ですが、脂質は体を作るうえで欠かせない栄養成分でもあるので、摂りすぎに注意しながら食べて下さいね。
子どもにとっておやつは「第四の食事」ではありますが、毎日でなければ、バランスを考えながら甘いおやつも取り入れてあげましょう。
今回のように栄養を意識した手作りのおやつは使っている材料が分かるので、パパやママも安心ですね。
また一緒に作る楽しみは子どもの心も豊かにしますので、お休みの日などに家族やお友達とぜひどうぞ!
Text by さゆり/食育インストラクター