子どもの成長とともにお弁当を作る機会が増えますね。
幼稚園のほか、中学校・高校とお弁当を持っていく地域もあります。
また、保育園も年に何回かお弁当の日を設けている所も多いですね。
そこで「かんたんお弁当」では、サッと作れる料理をご紹介します。
レシピの前にこちらもチェック!!
【お弁当作りの注意点】
・しっかり手洗い
・十分な加熱(食品の中心を75℃以上・1分以上加熱)
・お弁当箱に詰める前に、しっかり冷ます
・保冷剤やクーラーバッグを活用し、涼しい場所で保管
を徹底しましょう!
【お弁当作りのポイント】
・お弁当箱は食べる人に見合う大きさを用意しましょう。
特に子どもは大きすぎると時間内に食べきれない、小さすぎるとエネルギー不足に陥り元気に活動出来ない原因になることがあります。
・おかずは食べ慣れたものを基本にし、初めてのおかずは夕飯など家族で食卓を囲むときに出し、気に入ってくれたらお弁当に入れると喜びます。
おかずの大きさもひと口、ふた口で食べられるサイズがおススメです。
・お弁当の彩りは赤・黄・緑をベースに白・黒を加えて盛ると、見た目のバランスだけでなく、栄養面も整いやすくなります。
魚を食べさせたいけど、いつも同じ味つけ・・・。というママさん必見!
前日につけ込んで翌朝焼くだけ♪
【簡単!鮭の西京漬け】
<材料> 調理時間:10分(鮭をつけ込む時間は除く)
生鮭(切り身)・・4切れ
A西京みそ・・大さじ5
A酒・・大さじ3
Aみりん・・大さじ1
Aはちみつ・・大さじ1
Aしょうゆ・・大さじ1
<作り方>
- 鮭はお弁当箱に入る大きさに切り、骨も取っておく
- 厚手のビニール袋にAを入れてよく混ぜ、(1)を入れてもみ込み、冷蔵庫でひと晩つけこむ
- (2)のみそをペーパータオルで拭き取り、魚焼きグリルで焼く
※薄く油を塗ったフライパンで焼いてもOK!焦げやすいので火加減に注意してくださいね。
今回はひと晩つけこみましたが、2日後の方がより味が染みておいしく召し上がれます。
ぜひお試しください♪
ところで、西京焼きに使われる「白みそ」。
なぜ、「白みそ」は色が白っぽく仕上がるのでしょう?
【みその色の違いは…】
大豆などの原材料の種類、大豆を煮るか蒸すのか、麹の量、熟成期間など、いろいろな条件によって違いがでてきます。
ちなみにみその色が濃くなるのは、発酵・熟成中に原料である大豆などのアミノ酸が糖と反応し、褐色に変化する「メイラード反応」が原因です。
白みその場合、一般的に大豆の浸水時間を短くし、蒸さずに煮ます。
そうすることで褐変の原因となる糖などの水溶性成分が取り除かれ、熟成の際にメイラード反応が抑えられて色が淡く仕上がるのです。
また、白みその熟成期間が1~2週間と短いのも、メイラード反応を抑えるために好都合なのです。
このように、仕上がりの色の違いによって、「淡色みそ」「赤みそ」「白みそ」に分類されます。
そのほか、みそは「原料」や「味」によっても分類されます。
【原料】
主原料は、大豆と米または麦で、麹菌と塩を加えて発酵、熟成させた発酵食品です。
種類を大きく分けると、「米みそ」「麦みそ」「豆みそ」で、この3つのうち3種もしくは2種を調合した「調合みそ」もあります。
●米みそ
大豆に米麹、塩を加えてつくり、国内生産量の約80%を占めます。
種類が豊富で、米麹の比率が高いものは「甘みそ」、低いものは「辛みそ」といいます。
●麦みそ
大豆、麦麹、塩でつくり、麦特有な香りと奥深い味わいが特徴。
もとは農家の自家用みそとして作られていたため、別名「田舎みそ」とも呼ばれています。
大麦の生産地である九州地方でよく使われています。
●豆みそ
蒸し大豆に直接麹菌をつけ、塩と合わせて長期熟成させてつくる、最も古くからつくられてきたみそです。
濃厚なうま味と豆特有の香り、渋みが特徴。
主産地は愛知、三重、岐阜で八丁みそ、名古屋みそ、たまりみそはこの一種です。
【味】
辛さ加減によって「甘口」「辛口」に分けられます。
これは、塩の量と麹歩合(原料の大豆に対する米や麦の比率のこと)により、塩分が同じであれば、麹歩合が高い方が「甘口」になります。
いかがでしたか?
みそは調べてみるととても奥深いものですね。
お店にもたくさんの種類のみそが販売されているので、ぜひチェックしてみてください♪
Text byくまこ/食育インストラクター