春からお弁当デビューという方も多いのではないでしょうか。
どんなものを作ろう?時間通りに作れるかな?量は足りるかな?など不安だらけ…。
そこで「かんたんお弁当」では、気をつけておきたいポイントやサッと作れる料理をご紹介します。
【お弁当作りで気をつけたいポイント】
・しっかり手洗い
・十分な加熱(食品の中心を75℃以上・1分以上加熱)
・お弁当箱に詰める前に、しっかり冷ます
・暑い時期は保冷剤をつける
【栄養バランスのよいお弁当を目指そう!】
お弁当箱は食べる人に見合うサイズを用意します。
特に子どもの場合、サイズが大きすぎると時間内に食べきれない、小さすぎるとエネルギー不足になる場合があります。
そしてお弁当は一日3食のうちの1食分になるので、栄養バランスにも気をつけたいもの。
まず、お弁当箱の面積が、主食:副菜:主菜=3:2:1になるように配分を考えましょう。
主食はごはん、パン、めんなどの炭水化物で、体を動かすエネルギー源になります。
副菜は野菜、豆、芋、海藻、きのこなどのビタミン・ミネラル、食物繊維で、体の調子を整えます。
主菜は肉、魚、卵、豆腐などのたんぱく質で、体(内臓、皮膚、筋肉や血)をつくるもとになります。
これらを3:2:1の配分通りに詰めることで、栄養バランスのよいお弁当になります。
また、調理法や味つけが重ならないように考えることも大切ですね。
例えば、油脂を多く使ったおかずが重なるとエネルギーが高くなりすぎてしまいます。
できれば味のバランス、食事全体のエネルギーなども意識してみてくださいね。
【見た目も大事!】
白・赤・緑・黄・茶の5色のうち、4色以上をそろえると彩りが豊かになります。
特に子どもの場合、 「おいしい」と感じる感覚は「味覚」だけでなく、「視覚」からの情報が強いため、彩りのよい盛り付けは大切です。
それにより食べる意欲も高まります。
また、ひと口、ふた口で食べられるサイズにすることも大事です。
それではさっそくレシピをご紹介します。
今回は副菜メニュー。
大人も子どもも大好き!ポテトサラダです。
「ポテトサラダはお弁当に不向きでは…」と思いますよね。
水気の多いきゅうりや玉ねぎ…基本的にあまり日持ちしません。
それでもポテトサラダを入れたい!
そこで今回は、お弁当向けのポテトサラダをご紹介します。
【お弁当向けのポイント】
① 水っぽい具材を入れない
水分が多く、べちゃべちゃしていると傷みやすくなります
② しっかり冷ます
粗熱をしっかりとり、生の素材は入れず、加熱をします
③ 酢や梅干しを加える
殺菌効果があるため、入れないよりは入れたほうがgood!
【鉄板ポテサラ】
<材料> 調理時間:10分
じゃが芋・・1個(正味130g)
ロースハム・・1枚
コーン(冷凍)・・大さじ1
枝豆(冷凍・さやから出したもの)・・大さじ1
A酢・・小さじ1/2
A梅干し(叩いたもの)・・1個分(10g)
Aマヨネーズ・・大さじ2
A塩・・少々
<作り方>
- じゃが芋は皮をむき、ひと口大に切ってラップに包み、600wの電子レンジで2分~2分30秒加熱する
- (1)をボウルに移し、フォークでつぶしてAを加え混ぜる
- ロースハムは1cm角に切って耐熱皿に入れ、コーン・枝豆とともに600wの電子レンジで30秒加熱し、ペーパータオルで水気をしっかり拭き取って冷ます
- (3)を(2)に加え混ぜる
今回はお弁当向けに、玉ねぎやきゅうりなどは入れていません。
もしお家で食べる場合は、玉ねぎやきゅうりを塩もみして入れてもOK!
また小ねぎの小口切りやしそを加えると、よりおいしく召し上がれますよ♪
いかがでしたか?
お弁当はひと工夫するだけで、見た目も味もアップします。
もし、お子さんにとって初めてのお弁当でしたら、食べ慣れたおかずを入れてあげるのがおススメです。
ぜひ作ってみてください♪
Text byくまこ/食育インストラクター