お家で作る本格レシピ~バターチキンカレー&ナン~

いよいよ夏本番!
暑くなるとなぜか食べたくなるのがカレーですよね。
外食したり、市販のルーを使うのもよいですが、時間があるときにはルーを使わない、カレー作りに挑戦してみませんか?

今回は、人気の「バターチキンカレー」と「ナン」のレシピをご紹介します。

【バターチキンカレー】

北インド発祥のカレーで、インドでは「ムルグ・マカニ」と呼ばれています。
鶏肉をバター、生クリーム、トマトたっぷりのソースで煮込んだ、濃厚な味わいのカレーです。

<材料(2人分)> 調理時間:40分(鶏肉をつけ込む時間は除く)
鶏もも肉(皮なし)・・1枚(200g)
Aプレーンヨーグルト・・100g
Aにんにく(おろし)・・小さじ1/2
Aしょうが(おろし)・・小さじ1/2
A塩・・小さじ1/4
Aガラムマサラ・・小さじ1/4

にんにく(おろし)・・小さじ1
しょうが(おろし)・・小さじ2
トマト水煮缶・・200g
トマトペースト・・15g
水・・150ml
Bターメリックパウダー・・小さじ1/2
Bカイエンペッパー・・小さじ1/4~
Bガラムマサラ・・小さじ1/2
B塩・・小さじ1/2
バター・・15g
生クリーム・・50ml
砂糖・・小さじ1/2

<作り方>

  1. 鶏肉は余分な脂を取り、ひと口大にカットする。
    ビニール袋に鶏肉とAを入れてよくもみ込み、冷蔵庫で1時間以上おく。
  2. 鍋にバターを入れて中火にかける。
    バターが溶けたらにんにく・しょうがを入れ、弱火で炒める。
  3. よい香りがしてきたらザルで裏ごししたトマト水煮・トマトペーストを入れて軽く炒め、水・Bを入れてよく混ぜる。
  4. (3)に(1)の鶏肉(ヨーグルトも)を入れ、ふたをして中火弱で15~20分煮る。
  5. 生クリームを入れて砂糖・塩(分量外)で味を調え、火を止める。

【手作りナン】

ごはんや市販のナンで食べるのもよいですが、せっかくなのでナンも手作りしてみましょう。

<材料(2人分)> 調理時間:30分(発酵時間は除く)
強力粉・・150g
A砂糖・・小さじ2
A塩・・小さじ1/2
Aインスタントドライイースト・・3g
ぬるま湯・・90g
サラダ油・・小さじ2
溶かしバター・・適量

<作り方>

  1. ボウルにふるった強力粉・Aを入れて軽く混ぜる。
    ぬるま湯・サラダ油を入れてゴムベラで混ぜ、ひとまとまりになったら台に移してよく捏ねる。
  2. 生地がなめらかになったら油(分量外)を薄く塗ったボウルに入れ、ラップをかけて発酵させる。
    ※夏場は30~40分、生地が2倍程度になるまで発酵させてください
  3. 生地のガスを抜き、2つに分けて生地を丸め、かたくしぼった濡れ布巾をかけて10分休ませる。
  4. 麺棒で生地をしずく形に伸ばし、フライパンに入れて中火で両面を焼く。(4~5分)
    焼きあがったら熱いうちに溶かしバターを塗る。

【今回使ったスパイスはどんなもの?】

■ガラムマサラ
ガラムマサラは複数のスパイスを調合したミックススパイスです。
カルダモン、シナモン、クローブ、ブラックペッパーなど、一般的には3~10種のスパイスが用いられています。
配合の決まりはないので、メーカーによって使われているスパイスや量が違い、味も異なります。
カレーのほか、肉の下味、炒め物、サラダなど幅広い料理に使うことができます。

■ターメリック
しょうがに似た地下茎を乾燥させ、粉末にしたもので、「うこん」とも呼ばれています

辛みはなく、ほのかな根茎の香りと苦味が特徴です。
主にカレーらしい黄色い色をつけるのに用いられます。
お米にターメリックとバターを入れて炊飯した、ターメリックライスもカレーとの相性抜群です。

■カイエンペッパー
赤唐辛子を粉末にしたもので「レッドペッパー」、「チリペッパー」とも呼ばれています

主に辛みや香りをつけるのに使います。
今回は辛さを抑えたレシピにしていますが、辛いものが好きな方はこのカイエンペッパーの量を調整して作ってください。
ちなみに似たもので「チリパウダー」がありますが、これは唐辛子に複数のスパイスを合わせたものです。
間違いやすいので購入するときは気をつけましょう。

「食欲がない…。」という方も、スパイスの香りでどんどん食欲がわいてくるかも!
暑い時だからこそ、しっかりと食事をとり、毎日を元気に過ごしましょう。

Text byまち/食育インストラクター