お家で作る、本格レシピ「ガパオライス」編

タイ料理の定番ご飯ガパオライス。
本格的にお店のように作ってみたいけど、難しそうでなかなか作れないですよね。
今回は自宅で作れる「ガパオライス」のレシピを紹介します。

【タイ料理ってどんなものがあるの?】

タイは日本と同じ米を主食とする国のひとつです。
タイで食べられている米はインディカ米といい、日本の米と比較すると粘りと甘みが少ないのが特徴です。

タイ料理というと「辛い」イメージがありますが、辛くないメニューも多いんです。

例えば・・・
パッタイ・・・米粉で作られた麺をエビやもやしなどさまざまな具材とともに炒めたタイ風焼きそば。甘酸っぱい味が特徴。
ラートナー・・・豚肉とカイラン菜(アブラナの仲間)と呼ばれる野菜の組み合わせが一般的な具材のあんかけ麺。マイルドで優しい味付け。
カオパット・・・長ねぎやカイラン菜、卵などが具材のチャーハン。ナンプラーやマナオ(タイのライム)を使うのが特徴。

このようにタイ料理でも辛いものもあれば辛くないものもあるので、探してみて下さいね。

【ナンプラーってなに?】

タイ料理には欠かせない調味料ナンプラー。
そもそもナンプラーとは何でしょうか?
それは、タイで作られている魚醤(ぎょしょう)のことです。
カタクチイワシなどの魚介類を塩で漬け込み、発酵させたものです。
魚のもつうま味成分が凝縮されていて、塩味だけでなく料理に深いコクを加えてくれます。
特徴としてはまず、塩分濃度です。
一般的なしょうゆの塩分濃度が約16%なのに対し、ナンプラーは約22%と塩分が多い調味料なので使い過ぎには注意が必要です。
ちなみにタイ語でnamは「水」、plaは「魚」という意味です。


【ガパオライスの「ガパオ」とは?】

ガパオライスの「ガパオ」とは、タイ語でどういう意味なのでしょうか?
それは、ハーブの名前です。「ホーリーバジル」というバジルの一種で、クセのない爽やかな香りが人気のハーブです。
つまり、ガパオライスを直訳すると「バジルご飯」になります。
そのため、タイでガパオライスといっても通じないことがほとんどなので注意しましょう。
また、日本ではホーリーバジルがなかなか手に入らないため、今回は手に入りやすいバジルを使用しました。

【ガパオライス】

<材料(2人分)> 調理時間:30分
豚挽き肉・・200g
玉ねぎ・・1/2個
パプリカ・・1/2個
にんにく・・1かけ
赤唐辛子(小口切り)・・1本分
バジル・・6枚
Aナンプラー・・大さじ1
Aオイスターソース・・小さじ2
A砂糖・・小さじ1/2
Aしょうゆ・・小さじ1
A酒・・大さじ1
粗挽き黒こしょう・・少々
卵・・2個
サラダ油・・適量
ご飯・・茶碗2杯分

<作り方>

  1. 玉ねぎとにんにくはみじん切り、パプリカは1㎝角に切る。
  2. フライパンにサラダ油・にんにく・赤唐辛子を入れ、弱火で香りが出るまで炒める。
  3. 豚挽き肉を加え、中火で火が通るまで炒める。
  4. (3)に玉ねぎを入れて透き通るくらい炒め、パプリカとちぎったバジルを入れさっと炒める。
  5. Aを入れ水分が飛ぶまで中火で炒める。弱火にしたら粗挽き塩こしょうを入れ、味を調える。
  6. 別のフライパンにサラダ油を入れ、目玉焼きをつくる。器にご飯と(5)を盛り、目玉焼きをのせる。

いかがでしたか?
ぜひお家で本格的なガパオライスを作ってみて下さい!

Text by あお/食育インストラクター