離乳食体験記~ふわふわ卵料理のポイント~

離乳食体験記~ふわふわ卵料理のポイント~

離乳食で卵を食べられるようになると、オムレツや卵焼きなど、レパートリーが増えますね。
ですが、しっかりと中まで加熱しないといけないので、かたくなったり、ボソボソとした食感になったりしませんか?
今回は中までしっかり加熱しても、かたくなりにくい卵の調理法をご紹介します。

中にも外にも水分

ポイントは、ズバリ!加熱によって失われる水分を補ってあげる事
出汁巻き卵をする時もたっぷりと水分を入れてジューシーに作りますね。
水分をある程度補う事で、蒸発してもかたくなりにくい卵料理が出来るというわけです。
そうはいっても、少量で作る離乳食はかたくなりがち。
そこでもう一つのポイントが外から与える水分です。
調理中に
卵の表面がある程度、かたまったら、お湯(または水でも)を注いで蒸し焼き…というか茹で焼きにしてあげると、ふっくらとした仕上がりになります。

オムレツの作り方を紹介しますので、参考にしてみてくださいね。

<材料>
卵・・10~30g(お子様の月齢に合わせて量を調整してください)
水(または出汁や牛乳など)・・卵の重さの半量まで
塩・・少々(月齢が低い場合はなしでも)
油・・適量
ケチャップなど・・お好みで

<作り方>

  1. ボウルに卵・水(または出汁・牛乳など)・塩を入れてよく混ぜる
  2. フライパンに油を熱し、(1)を入れて軽くかき混ぜる
  3. フライパンに触れている部分がかたまってきたら、オムレツの形にし、湯(または水)を周りから注ぎ入れる
    (最初は大さじ1~2杯を目安にし、足りなければ後から足す)
  4. 全体がかたまったら、上下を返し水分が足りなければ足して、同様に火を通す
  5. 器に盛り、余分な水分をふき取って、お好みでケチャップなどをかける

<ポイント>

  • 中に入れる水分は卵の半量を限界として入れてください。
    あまり多いと、卵がかたまらなくなります。
  • 加熱しすぎると水分がなくなり、通常の物と同じようにかたくなる事があります。
  • 大きなフライパンでも作れますが、直径14~15cm程度の小さなフライパンの方が作業しやすいです。
    (離乳食を作る際にあると便利です。)
  • 卵はサイズによって1個当たりの重さが違いますので、目安量を書いてみました。

調理の際の参考にしてみてください。
M玉全卵→正味量(殻抜きの重さ)50g前後
L玉全卵→正味量(殻抜きの重さ)60g前後

今回はプレーンの物をご紹介しましたが、具入りでも同じように作っていただいて大丈夫です。
オムレツではなく、厚焼き玉子風にしてもいいですね。
簡単なので、良かったら挑戦してみてください。

Text by さゆり/食育インストラクター

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