エコで経済的な「マイ水筒」。
保温機能に優れたステンレス製は丈夫で壊れにくいなど子供にも持たせるにはピッタリです!
これから行楽シーズン!特に持ち歩きたいものですよね。
私の場合、息子のサッカースクールの時には必ず水筒を持っていきます。
汗で流れてしまうミネラル補給のためにもスポーツ飲料を…ちょっと待って!!
実はスポーツ飲料を入れている方は注意が必要です!!
【なぜ注意??】
ステンレスやアルミなどの金属製の水筒は使い方によっては容器の金属成分が飲み物に溶けだして、中毒を起こすことがあります。
通常、水筒の内側をコーティングして、金属と食品が直接接触しないようにするなど、金属が過剰に溶け出すことがないように様々な工夫がなされています。
しかし、水筒の内部に傷がついていたり、酸性飲料を長時間保管するなどの誤った方法で使用すると、金属成分が飲み物に溶けだし、吐き気や下痢などの中毒を引き起こす恐れがあるそうです。
【実際の中毒事例】
- 朝7時半頃、粉末で溶かすタイプのスポーツ飲料を水筒に作り、14時頃、児童6人が飲んだところ、苦味を感じ、頭痛、めまい、吐き気を発症しました。
通常乳白色の飲料は青緑色に変色しており、検査の結果、高濃度の銅が検出されました。
水筒内部が破損しており、長時間おいたことで、飲み物に銅が溶けだしたことが原因と考えられました。 - お茶を沸かす際に使用していたアルミニウム製のやかんで、乳酸菌飲料を作ったところ、それを飲んだ保育園児15人が吐き気やおう吐を発症しました。
やかんの内側は黒く変色し、一部が腐食していました。
検査の結果、飲み残しの乳酸菌飲料とやかんの変色部分から高濃度の銅が検出されました。
長時間使用していたことにより、水道水などに含まれる銅がやかんの内側に大量付着・蓄積し、そこに乳酸菌飲料を入れたため、飲み物に銅が溶けだしたことが原因と考えられました。
【金属製の水筒に入れない方がよい飲み物は?】
酸性飲料を入れると金属成分が溶け出す可能性があります。
酸性飲料とは・・
- スポーツ飲料
- 乳酸菌飲料
- 炭酸飲料
- 果汁飲料
【金属製の水筒に入れるポイント】
- 水筒の内部にサビや傷がないかしっかり確認しましょう。
劣化している場合は新しい物に交換するとよいでしょう。 - 酸性の飲み物(乳酸菌飲料、スポーツ飲料、炭酸飲料、果汁飲料など)を長時間入れておかないようにしましょう。
いかがでしたか?
水筒を持っておでかけ~♪をする方はぜひ気を付けてくださいね!
苦味や金属の味がしたり、味が変わっていたら絶対に飲むのをやめましょう!!
Text by くまこ/食育インストラクター