離乳食の不安解消!離乳食体験記~モグモグ期(中期)~

離乳食の不安解消! 離乳食体験記~モグモグ期(中期)~

離乳食開始から2ヶ月位経つと、ゴックンと飲み込む時期から、
モグモグと口を動かす時期へ進んでいきます。
今回は、ゴックン期(初期)からモグモグ期(中期)へのステップアップのお話です。

【モグモグ期っていつ?】

モグモグ期と呼ばれる離乳食中期はだいたい生後7~8ヶ月位が目安。
離乳食ノートを見ると、モグモグ期にステップアップしたのは
離乳食を始めて約1ヶ月半(生後7ヶ月半位)ほど経った頃でした。
私自身、特に月齢を意識していたわけではありませんが、食べる仕草を見ていて、
「そろそろかな」と思ったタイミングがちょうど平均的な月齢に当てはまった感じです。次のステップに進むのは「2ヶ月位を目安に」といわれていますので、
おチビはちょっと早めのステップアップだったのかもしれません。
参考月齢はあくまで目安。一番大切な事は「赤ちゃんの成長にあっている」という事。
歯が生えている子もいれば、まだ生えていない子もいます。
同じ時期に産まれたお友達が先に進んでいるからといって焦らなくて大丈夫ですよ。

【ステップアップのタイミングは?】

離乳食開始1ヶ月半~2ヶ月位経つと、
以前より生活リズムが安定してくるかと思います。
最初はおぼつかなかったゴックンと飲み込む動作も徐々に様になり、
ペースト状の食べ物を嫌がらずに食べてくれるようなら1回食から2回食に挑戦です。
この時期は形にも変化をつけていく時期ですので、
今までペースト状が中心だった離乳食も細かいみじん切りや、
少し形のあるものへと変化していきますね。
ですが、張り切ってあれもこれもと形を変えてしまうと、
赤ちゃんが「NO!」と離乳食を受け付けてくれなくなる事もあります。
最初はひとつの食材だけ形を変えてみましょう。
形を変えた食材も赤ちゃんの様子を見て、嫌がるようなら
ひとつ前の段階に戻せるようにすり鉢などをスタンバイしておくといいですよ。
少し手間に感じてしまうかもしれませんが、作り直すより楽で早いです!
おチビも、ペーストから細かくたたいた形にステップを上げた何回かは
「ベェ」としたり、嫌そうな顔をしたので、
用意しておいたすり鉢で潰してあげていました。
そうすると、あら不思議!何事もなかったかのようにモリモリと
食べてくれました(もちろん、気分によっては食べないこともあましたが…)。
大人から見れば大差ない変化なのですが、赤ちゃんにとっては大変化なのですね。

【まだまだミルクや母乳から】

2回食になると離乳食を残したら栄養不足になるのではと心配になりますが、
大丈夫!この頃はまだミルクや母乳が栄養の中心ですので、
離乳食を食べなかったからといって栄養不足に陥る事はほぼないそうです。
むしろ無理やり食べさせる事で離乳食嫌いになったりする場合もあるので、
「イヤーッ」とされたら途中で終わりにするのも大切です。


【白身魚のトロトロ青菜がけ】

今回は、おチビに好評(だったと私が思っている)レシピを一つご紹介します。

 ○材料
・白身魚(赤ちゃんが食べられるようになったもの)・・10g位
・青菜(赤ちゃんが食べられるようになったもの)・・葉っぱ1~2枚
・大根おろし(おろした汁ごと)・・大さじ1
・出汁(今回はかつおと昆布の混合出しを使用)・・50ml
・水溶き片栗粉・・少々

※分量は目安なので、赤ちゃんに合わせて調整してください。
※食べたことのない材料がある場合は取り除くか、スプーン1杯程度から始めて下さい。

 ○作り方
①白身魚・青菜はそれぞれ茹で、青菜は赤ちゃんが食べられる大きさに切る
②鍋に①・大根おろし・出汁を入れて火にかけ、わいたら弱火にして7~8分位煮る
③白身魚を取り出し、水溶き片栗粉でトロミをつける
④器に白身魚を盛り、トロミをつけた③をかける

 ○ポイント
・モグモグ期に入ったばかりの頃はヒラメやカレイのような柔らかい魚がおすすめです。
・魚の身は月齢に合わせた大きさにほぐして与えて下さい。
・魚は刺身用を使うと鮮度もよく、皮なども取れているので便利です。
※経験談ですが、刺身用でも骨が残っている場合があるので、
骨の有無を確認してから使用する習慣をつけるといいですよ。
・青菜の茎はかたく繊維質なので、葉のみにしています。
お子さんの食べられるかたさまでしっかりと茹でてあげて下さい。
また、茹でた青菜はしっかりと水にさらすとえぐみが減ります。
・大根おろしは煮える前は大根臭いですが、火が入れば臭みはほぼなくなります。

いかがでしょう。野菜や魚は事前に茹でて冷凍ストックになっていれば、
調理の手間はさらに省けます。トロミを付けていますが、月齢が進んだら
トロミをなくしても食べられます。出汁を変えたり、
肉類が食べられるようになったら肉団子に置き換えるなど、
アイデア次第でレパートリーは広がっていきます!
色んな調理法を試してみてくださいね。

Text by さゆり/食育インストラクター

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