子どもが風邪をひき、薬を飲んでいるけど辛そう…。
そんな時大人の場合、のど飴をなめるところだけど、子どもにも与えてよいものなの?
何歳からOK?
【小児用のど飴】
市販品で小児用のど飴は販売されています。
ただし5歳以上なので、5歳未満には与えないでください。
のどにつかえる恐れがあり、用法・用量も設定されていません。
5歳でも絶対のどにつかえないとは言い切れません。
何かの拍子にのどにつかえてしまう可能性もあります。
大人がしっかりみてあげてくださいね。
不安な方は、1歳以上からなめられるのど飴(水あめタイプ)なども販売されています。
そちらを試してみてもよいかもしれませんね。
【のど飴の効果】
のど飴をなめることで、炎症の原因となる乾燥を防ぎ、飴の成分によっては痛みや炎症を抑えてくれる場合もあります。
子どもも少しは痛みが和らぎそうですね。
【1歳以上5歳未満の子どもはどうしたらよいの?】
5歳未満のお子様の場合ははちみつが効果的です。
ただし1歳未満のお子様には「乳幼児ボツリヌス症」にかかることがあるため、絶対に与えないでください。
はちみつは殺菌作用や粘膜保護、疲労回復など効果が期待できるのです。
はちみつをそのままなめさせてもよいし、白湯に溶いて飲ませてもOK。
また、大根を薄切りにしてはちみつに漬けたものや、はちみつに生姜おろしをお湯で溶いたものを飲むと身体がポカポカして、風邪のひき始めには特におすすめです。
【その他のポイント】
室内が乾燥していると咳が出やすく刺激されるため、加湿器を置いて適度な湿度を保てる工夫をするとよいでしょう。
加湿器がない場合は濡らしたバスタオルなどを部屋に干すだけでも効果があるそうですよ。
ちなみに小児用のトローチも販売されていますが、こちらものどにつかえる恐れがあるので、5歳未満には与えないこととの記載があります。
また、トローチをなめる際には、口の中で唾液で徐々に溶かしていくことで効果が発揮されるため、噛み砕いたり、飲み込んでしまないようにしましょう。
いかがでしたか?
風邪をひいている時はのどを潤すことが大切です。
室内の湿度調節やはちみつレシピなどをぜひ試してみてくださいね。
Text by くまこ/食育インストラクター