妊娠中「胃腸炎」になってしまった!胎児への影響は大丈夫?

妊娠中は免疫力が低下しており、感染症にかかりやすくなっています。
特に「胃腸炎」にかかりやすいと言われています。
もし、胃腸炎になってしまったら?

【胃腸炎の症状】

嘔吐、下痢、腹痛などの症状に襲われます。
個人差はありますが、発熱や頭痛、疲労感などの全身症状があらわれることもあります。
嘔吐、下痢を繰り返すと体から水分がどんどん抜けていくため、脱水症状を引き起こします。

【対処法は!?】

脱水に気をつけて、経口補水液などを適度に飲むことをおすすめします。
食事や水分も摂れない場合は、病院で受診し、点滴をしてもらうと脱水を回避できます。
産科での受診は集団感染を恐れ、NGとする病院もあるため、事前に連絡してからの方がよさそうです。
また食事が出来そうな場合は、消化の良いおかゆやうどん、ささみ、卵などをよく噛んで食べるようにしましょう。


【気になる胎児への影響は?】

胃腸炎自体が直接胎児に悪影響を及ぼすことはないとされています。
ただ、嘔吐や下痢がひどい場合は母体に与える影響が心配です。
脱水症状は血液量が不足して、胎児への栄養が不十分になってしまうことも!
また、胃腸の働きが子宮伸縮を促して、早産になることもあるそうです。

残念ながら、胃腸炎の特効薬はありません。
整腸剤などを摂取しつつ、食事に気をつけることが大切です。
実は私も妊娠中、胃腸炎になりました。
つわりの時にマスクをしすぎてマスクの匂いが苦手になり、マスクをしなかったことが原因だと思います。
手洗い、うがい、マスクは必須ですね!
マスクの匂いが苦手という方は、柑橘系やユーカリなどの香りをつけるという方法もあるようです。
妊娠中の皆様、お気をつけください。

Text by くまこ/食育インストラクター