子どもが病気になり、薬を飲ませようとしたけど嫌がって飲んでくれない!という経験はありませんか?
今回は基本の飲ませ方と混ぜると飲ませやすい飲み物&食べ物をご紹介します!!
【基本編】
《粉状の薬の場合》
① 少量の水で練る
② 水を2~3滴たらし、練って耳たぶくらいの固さにする
③ 頬の内側、上あごにつける
④ 水を飲ませる
《液状の薬の場合》
① ボトルを軽く振る
② スポイトやスプーンで飲ませる (乳児の場合は哺乳瓶の乳首で飲ませるとよい)
③ 水を飲ませる
水を加えすぎると薬を飲む量が増えてしまうので気を付けてくださいね!
また、時間が経つと味が変化したり、薬の効き目が落ちてしまうことがあるので、飲む直前によく混ぜ、溶かすようにしましょう。
この方法で飲めなかったら…
【応用編】
- 乳幼児用電解質飲料
- ココア
- チョコレートドリンク
- ジュース
- 牛乳
- ヨーグルト
- プリン
- ジャム
- きな粉
- ムース
- アイスクリーム
- はちみつ(乳児ボツリヌス症になる可能性があるため1歳未満はNG)
- 市販のお薬ゼリー
- ピーナッツクリーム
- あんこ
特に粘り気のある食べ物に混ぜると与えやすいです。
与える際にはアレルギーにも注意してください。
また薬によっては逆に苦味が増してしまったり、また効果が弱くなる薬もあるので、混ぜてもよいか薬剤師さんに相談するとよいでしょう。
ちなみに、先日娘(3歳)にもらった薬「クラリスドライシロップ」には以下のように記されていました。
抗生物質の中でもマクロライド系は酸性の飲み物と混ぜると苦くなります。
(酸性のもの)×
イオン飲料・フルーツジュース・ヨーグルト・フルーツ味の服薬補助ゼリー
(飲ませやすいもの)○
アイスクリーム・チョコレート・プリン・コンデンスミルク・砂糖・ココアパウダー・ピーナッツクリーム
私は、なんでもジュースやヨーグルトに混ぜればいいや!と単純に思っていましたが、娘には苦味を感じさせてしまっていたようです。(反省)
これらの飲み物&食べ物はあくまで苦味を防ぐ方法なので、混ぜる量は子どもが飲める&食べきれる量にしましょう。
【薬をあげるタイミング】
食後に薬を飲ませようとしても、満腹になり薬を飲まなくなってしまうことがあるため、お医者さんに相談して、空腹時や授乳前に飲ませるのがおすすめです。
そして、薬がきちんと飲めたらしっかり褒めてあげましょう。
お話がわかるようになった子どもには「なぜ薬を飲まないといけないのか?」を説明してあげることが大切です。
そうすることできちんと薬を飲んでくれるようになりますよ。
ちなみにうちでは話しが半分わかってきたので、水で溶いた薬を飲ませ(身震いしながら飲んでいます。笑)、そのあとご褒美でグミをあげています。
そのために頑張って薬を飲むようです。
よく褒めてあげると次も頑張って飲んでくれます。
グミは必ず欲しがりますが。
まずは薬を飲ませる事が大切!!
今回ご紹介した飲み物&食べ物が参考になれば幸いです。
ぜひ、お子さんに合った方法を見つけ出してあげてくださいね。
Text by くまこ/食育インストラクター