スーパーへお買い物に行くと、さまざまな食品の値上がりが気になるのは私だけでしょうか。
子どもの成長と共に、食べる量が増えると必然的に買う量も増えるため、食費が嵩みます…。
そこで今回は栄養価が高く、コストパフォーマンスのよい食品をピックアップしてみました。
【野菜】
1.豆苗
今ではよく見かける豆苗。
えんどう豆の若菜で、β-カロテンやビタミンE・Kなど栄養が豊富です。
脂溶性ビタミンが多いので、油脂と一緒に摂ると、体内への吸収を高めてくれますよ。
また、豆苗の根の部分を水に浸けておくと発芽してくれるので、二度おいしい、コスパよしですね!
2.スプラウト
スプラウトとは、野菜や豆類などの種子から発芽した新芽の総称です。
ブロッコリースプラウトはフィトケミカルの一種スルフォラファンが豊富。
強力な抗酸化作用を持ち、ガン予防効果があるとされ人気に!
さらに抗菌作用により、胃炎や胃潰瘍、胃ガンの原因となるピロリ菌を減菌するという研究結果も発表されています!今ではいろいろなスプラウトが売られていますね。
先日、空芯菜とオクラのスプラウトを買ってみました。
これと言ってクセがなく、子どもたちもモリモリ食べてくれました。
栄養満点、コスパよし!子どもの成長と家計を支えてくれる、うちではヘビロテ野菜です。
3.大豆もやし
大豆もやしは栄養ドリンクでもおなじみ、アスパラギン酸がたっぷり。
新陳代謝を促し、疲労回復が期待できます。
また便秘の予防に役立つ食物繊維や、風邪予防に働くビタミンCも含まれます!
ナムルにすれば子どもでもモリモリ食べられますよ。
4.ニラ
特有の匂いはにんにくにも含まれるアリシンによるもの。
ビタミンB1が豊富な豚肉と一緒に摂ると、疲労回復効果を発揮するほか、食欲増進効果や血栓予防も期待できます!
血流が良くなるため、冷え性や肩こりなどの改善にも効果的。
【価格変動が少ない!安定感抜群な食品】
1.卵
やっぱりこれは外せない!卵はビタミンC、食物繊維以外の体に必要とされる栄養素を全て含んでいます。
特に必須アミノ酸がバランスよく含まれ、免疫力を高めて風邪予防にぴったり。
2.牛乳
たんぱく質・脂質・ビタミン・ミネラルをバランスよく含みます。
特にカルシウムが豊富で、カゼインやミネラルなどの相互作用により、体内へ吸収されやすく、お子様の骨や歯の形成を助けます。
3.納豆
納豆の成分は大豆とほぼ一緒ですが、発酵によりビタミンB2が大豆の2倍に!
脂質の代謝を促進し、美肌効果が期待できます。
そのほか血液をサラサラにし、血栓予防に働くナットウキナーゼなどが含まれています。
また子どもの骨や歯、味覚の形成に欠かせない、カルシウムや亜鉛もたっぷり含まれています。
このほかにもコスパのよい食品として、豆腐やきのこなど、捜してみるとまだまだありそうですね!
そしてここで注意したい点は、栄養があるからと言って同じ食材ばかり食べてしまうこと。
栄養素は単体で栄養になるわけではなく、さまざまな栄養素の相互作用によってはじめて栄養になります。
今回ご紹介したコスパの良い食品をうまく利用して、食費を抑えたお買い物に役立てていただければと思います。
さまざまな食材をバランスよく摂り、健康的な食生活を目指しましょう!!
Text by くまこ/食育インストラクター