妊婦さんにもおすすめ!「さくらんぼ」の嬉しい栄養素とは?

最近では季節を感じるフルーツも少なくなってきましたが、さくらんぼは5~7月の限られた時期にしか出回らない初夏を告げる代表的なフルーツです。
そのきらきらと輝くとてもかわいらしい見た目や、栽培に手間ひまが掛かり、高価なお値段がすることから「赤い宝石」とも呼ばれています。
品種は全世界で1000種を超えると言われ、広く愛されているさくらんぼ。
実は女性に嬉しい栄養がたくさん詰まっています。
そこで今回はそんな旬の「さくらんぼ」の栄養についてお話します。

【小さい実にはたくさんの栄養がギュッと!!

1粒1粒が小さいさくらんぼ。
量は少ないですが、カリウムやビタミン、ミネラル、ブドウ糖などがバランスよく含まれているので、疲労回復やむくみ予防、肌荒れ予防にも効果が期待できます。
特に他の果物より鉄分が多く、吸収を助けるビタミンCが含まれているので鉄分を補いたい人にもおすすめです。
また、妊娠を望んでいる方や妊娠初期の妊婦さんには、積極的に摂っていただきたい葉酸も含まれています。
葉酸は胎児の正常な発育をサポートする重要な役割を持っています。
妊娠初期は特につわりで食べられない妊婦さんも多いかもしれません。
さくらんぼならさっぱり食べやすく、栄養も摂れるのでぜひ試してみてください。
さらに、さくらんぼの色素にはポリフェノールの1種である「アントシアニン」が含まれ、眼精疲労にも効果があると言われています。
このポリフェノールは主にアメリカから輸入される「アメリカンチェリー」に多く含まれています。
また、虫歯予防などで知られている天然の甘味料「ソルビトール」が含まれており、便秘の改善にも期待が出来ます。
ただこの「ソルビトール」、摂りすぎると腹痛を引き起こす可能性もあるので、食べすぎには注意してくださいね。


【さくらんぼを美味しく食べるには!?

美味しく食べられるのは収穫してから2~3日
と他のフルーツと比べてもとても短いさくらんぼ。
そんなさくらんぼを美味しく食べるには、購入後はビニール袋に入れて野菜室で冷やし、なるべくその日のうちに食べるのがベスト!!
長時間冷蔵庫に入れておくと甘味が薄れてしまので気を付けましょう。
鮮度が落ちやすいので長くても1日で食べきるようにすると良いですよ。
また、買ってからすぐに食べたい時は、冷水にサッと通して冷やすのがおすすめです。

こんなに嬉しい効果のあるさくらんぼは、残念ながら期間限定のフルーツ。
季節ものは旬のうちに摂取しなければ効果は半減!
ぜひ旬のさくらんぼを楽しんでくださいね♪

Text by くまこ/食育インストラクター