授乳中はカフェインを我慢するお母さんが多くいらっしゃると思います。
カフェインは母乳にどのくらい移行するのでしょう?赤ちゃんに影響はあるのでしょうか?
気になる疑問、調べてみました。
【カフェインとは】
カフェインはコーヒー豆、マテ茶を含む茶葉、カカオ豆、ガラナなどに天然に含まれている食品成分の一つです。
カフェインの一日当たりの摂取量と主要摂取源は国や食生活により異なりますが、コーヒーと茶の2つが最も突出した摂取源です。
※-内閣府「食品安全委員会」より‐
カフェインは脳を刺激し、妊娠・出産に関わらず多量に摂取すると興奮、不眠、落ち着きがなくなるといった症状がでます。
よく眠気覚ましにコーヒーや栄養ドリンクを飲むのは、飲み物に含まれるカフェインが脳に刺激を与えて興奮させる覚醒作用があるからです。
カフェインはコーヒーや栄養ドリンクだけでなく、紅茶、緑茶、ココア、チョコレート、コーラなどにも含まれています。
カフェイン摂取を控える場合はこれらの食品にも気を付けてください。
【授乳による赤ちゃんの影響は?】
授乳中のママがカフェインを摂ると0.06~1%程度のカフェインが母乳に移行すると言われています。
母乳から赤ちゃんがカフェインを摂取すると、カフェインの量や赤ちゃんの体調にもよりますが、不眠になったり、不機嫌で喜怒哀楽が激しくなったり、興奮気味になって落ち着きがなくなったりします。
悪影響のない最大摂取量については、カフェインの影響がより大きい妊婦や授乳中、あるいは妊娠を予定している女性は最大300㎎/日(マグカップ約2杯)まで。
※-内閣府「食品安全委員会」より‐とされているため、きちんと量に気を付けていれば問題ありません。
【カフェインを含まない飲み物】
麦茶、杜仲茶、ルイボスティー、ゴーヤー茶、黒豆茶、そば茶
でもやっぱり、コーヒーや紅茶が飲みたい!!という方におすすめなのが、「デカフェ」!!
本来カフェインの含まれているコーヒや紅茶などの飲み物からカフェインを取り除いたり、カフェインを添加しないで作られた飲み物のことです。
カフェインレスなので安心して飲めますね。私はこれにずいぶん助けられました!!
いかがでしたか?カフェインの摂りすぎは禁物ですが、イライラしてしまうのも…。
ストレスをため込むくらいなら1日2杯まで!と割り切って、気持ちよくコーヒーを飲み、リラックスされた方がよいかと思います。
我慢してストレスをため込むより、息抜きを上手にして、ストレスフリーな妊娠・授乳ライフを目指しましょう。
Text by くまこ/食育インストラクター