離乳食を始めて2か月が過ぎると、そろそろ7~8か月(中期)のレシピにステップアップしてもよいのかも?
以下の項目を概ねクリアしていれば、ステップアップしましょう。
- 7か月頃になり、スプーンにも慣れ、口を閉じて飲み込めるようになる
- 1回の離乳食を全部で10さじ程度食べられるようになる
- 食欲旺盛で1日2回食にしても喜んで食べる
ただし、離乳食の進め方は個人差があるため、焦らずに赤ちゃんの様子をみながらステップアップしてあげましょう。
離乳食が思うように進まなくても、母子手帳に記載されている成長曲線カーブに沿って成長していれば、大きな問題はないと思われます。
どうしても心配や不安がある場合は、かかりつけの小児科医に相談してみてくださいね。
【7~8か月(中期)の食事ポイント】
味や舌触りを楽しめるように食品の種類を増やしていきます。
まだ栄養の中心は母乳や育児用ミルクなので、母乳は欲しがるだけ、育児用ミルクは1日3回程度あげましょう。
食べ物のかたさは、舌でつぶせる豆腐くらいのかたさが目安です。
はじめて与える食材は必ず1さじずつにし、様子を見て翌日から少しずつ増やしていくようにしてください。
ではレシピをご紹介します。
緑と黄色のコントラストがきれい。見ためも楽しめるパンがゆです。
【ブロッコリーとかぼちゃのパンがゆ】
<材料(1食分)> 調理時間: 10分
食パン(8枚切り・耳なし)・・1/4枚
ブロッコリー(穂先)・・小房1個分(正味3g)
かぼちゃ(皮なし)・・3cm角(正味8g)
調乳したミルク・・大さじ4
<作り方>
- ブロッコリーはやわらかくなるまでゆでてみじん切りにする
- かぼちゃは3mm角に切り、やわらかくなるまでゆでる
- 小鍋に細かく手でちぎった食パンと調乳ミルクを入れて弱火にかけ、食パンがふやけるまで5分ほど煮る
- 器に(3)・(1)・(2)の順に盛り付ける
調乳ミルクがなければ、野菜スープや水でも大丈夫です!
【パンがゆ作りのポイント】
パンは油分や塩分の少ない食パンがおすすめです。
さらに卵やバターなどの入っていないプレーンタイプが◎。
食パンをちぎるときはできるだけ細かくしましょう。
大きすぎると、煮ていても塊ができてしまうので、煮る前に小さく手でちぎるのがコツです。
あまった食パンは適当な大きさに切ってラップで包み、冷凍しておくと便利ですよ。
使いたい分だけすりおろしてミルクや水で煮れば、簡単にパンがゆが作れます。
さらに、このレシピにたんぱく質源をプラスすると栄養バランスが整います。
7~8か月(中期)になると、食べられるたんぱく質源の種類も増えるのでチェックしておきましょう。
【7~8か月になると使えるたんぱく質源&気を付けたいポイント】
様子を見ながらプラスしてみてください。
- 納豆:細かく刻んで火を通してから使用、ひきわり納豆が便利
- 高野豆腐:やわらかく煮ても、そのまますりおろしてとろみとして使用してもOK
- 卵黄:かたゆで卵にし、最初は小さじ1から与える
- 鮭:塩鮭ではなく生鮭を使用、なるべく脂が少ないものを選ぶ
- プレーンヨーグルト:赤ちゃんにちょうどよいとろみなので便利
- カッテージチーズ:塩分と脂肪分がほかのチーズに比べて少なめ、裏ごしタイプが便利
- 鶏のささ身:はじめはすりつぶしたものを小さじ1から
慣れてきたら、湯通ししたツナ缶(水煮)、少量の粉チーズなども使えます。
今回のレシピの場合、「人参のチーズサラダ」をプラスしてもよいですね。
やわらかくなるまでゆでて刻んだ人参にカッテージチーズを和えるだけ!
気になるたんぱく質源も摂れ、簡単に作れちゃいます。
よかったら参考にしてみてくださいね♪
Text byくまこ/食育インストラクター