あんなに小さかったのに、もう1歳。
赤ちゃんの成長は早いものですね。
1歳を迎えたら、いよいよ完了期!離乳食卒業まであともう少しです。
以下の項目を概ねクリアしていれば、ステップアップしましょう。
- 12か月頃になり、バナナ程度のかたさを歯茎でしっかり噛んでつぶせるようになる
- 1日3回食をしっかり食べられるようになる
ただし、離乳食の進め方は個人差があるため、焦らずに赤ちゃんの様子をみながらステップアップしてあげましょう。
離乳食が思うように進まなくても、母子手帳に記載されている成長曲線カーブに沿って成長していれば、大きな問題はないと思われます。
どうしても心配や不安がある場合は、かかりつけの小児科医に相談してみてくださいね。
【12~18か月(完了期)の食事ポイント】
3回食に補食1~2回(果物や芋類など)を加えます。
牛乳は加熱しなくても飲めるようになります。
母乳は欲しがるだけ、育児用ミルクは食欲や成長に応じてあげましょう。
食べ物のかたさは、歯茎で噛める肉団子くらいが目安です。
はじめて与える食材は必ず1さじずつにし、様子を見て翌日から少しずつ増やしていくようにしてください。
1歳の誕生日は、無事に迎えられたことを感謝して喜び、これからの健やかな成長を願う特別な日です。
家族みんなで楽しくお祝いしてあげたいですね。
プレゼントはもちろん、ケーキも用意したいところ。
でも、1歳の子どもにはたっぷりの生クリームや砂糖はまだ早い…。
そこで今回は1歳でも食べられる誕生日ケーキレシピをご紹介します。
【1歳お誕生日ケーキ】
<材料> 調理時間: 10分
食パン(8枚切り)・・2枚
プレーンヨーグルト・・200g
いちご・・5個
<作り方>
- ペーパータオルを敷いたザルをボウルにのせ、そこにプレーンヨーグルトを入れてラップをかけ、冷蔵庫で半日水切りする
- 食パンは直径6~7cmのコップの淵で4枚くり抜く
- (2)に(1)を塗り、4枚重ねる
- (3)の表面に(1)を塗る
- いちごをお好みにカットして、飾り付ける
【気をつけたい3つのポイント】
手作りケーキはもちろん、市販のケーキの場合も以下のポイントをチェックしてみてください。
1.アレルギー
卵・乳、または乳製品・小麦のほか、ピーナッツやクルミ、もも、りんご、キウイフルーツ、オレンジ、ゼラチンなどもアレルギーを発症する可能性があります。
必ず口にしたことのある食材であるか確認してください。
2.はちみつ
はちみつは、加熱処理を行わないためボツリヌス菌が混入していることがあります。
また、ボツリヌス菌は熱に強いので、通常の加熱や調理では死にません。
1歳未満の赤ちゃんは、まだ腸内環境が整っておらず、はちみつを食べると乳児ボツリヌス症にかかることがあります。
1歳未満の赤ちゃんには、はちみつを与えないでください。
1歳を過ぎたらすぐOKというよりも、ほかの食品と同じように少量与えてみて具合が悪くなさそうだったら少しずつ増やしていくようにしましょう。
余裕をみて1歳半ぐらいまでは与えるのを待ってみるのが安心です。
体調の悪そうなときは与えない方がよいでしょう。
3.生クリーム
生クリームは脂肪分が高く、1歳児の胃腸に負担をかけるため、控えましょう。
もし与える場合は、大さじ1までを目安にしましょう。
たくさん与える場合は、今回のレシピのようなヨーグルトクリーム、豆乳クリームがおすすめです。
いかがでしたか?
ポイントを押さえていれば、1歳でもおいしいケーキが食べられます。
ぜひ、記念すべき素敵な誕生日をみんなでお祝いしてあげましょう。
Text byくまこ/食育インストラクター