赤ちゃんのお世話に慣れ、いよいよ離乳食!
でも、どんなものをどのように食べさせてあげればよいのだろう…。
そんな新米パパ&ママも多いのではないでしょうか?
このシリーズは、離乳食初期~完了期までの簡単レシピをシリーズでご紹介します。
ぜひ、離乳食づくりにお役立てください♪
【離乳食とは?】
生まれてきた赤ちゃんは、母乳や育児用ミルクなどを飲んで育ちます。
だんだん大きくなるにつれて、ミルクだけではエネルギーや栄養素が不足します。
そのため、ミルクから幼児食に移行する過程が必要で、その時期に与えられる食事を離乳食と言います。
赤ちゃんはいきなり固形物を食べることはできません。
食べ物を噛んだりつぶしたり、飲み込んだりすることは繰り返しトレーニングが必要です。
そして食べる食品の量や種類を徐々に増やし、成長に合わせて献立や調理の形態も変化させていきます。
離乳食は、赤ちゃんにとって栄養を摂ることだけでなく、食べることの学びにもなる大切な時期なのです。
【離乳食の進め方】
最初の1か月は1日1食、決まった時間にあげましょう。
アレルギーの恐れもあるため、初めて食べさせるものは1日1回スプーン1杯だけ与えるようにしてください。
離乳食最初の1週間は10倍粥のみでOK。
食べられるようになってきたら、スプーン2杯、3杯というように少しずつ増やしていきましょう。
慣れてきたら、すりつぶした野菜などもあげてみましょう。
10倍粥、野菜ペーストからはじめて、3~4週間ほど経ったら脂質の少ない豆腐ややささみなどのたんぱく質に挑戦しましょう。
トマトのうまみと出汁の香りがマッチ!
【離乳食初期!トマトと出汁のほっこり粥】
<材料(8回分)> 調理時間:60分(米の浸水時間は除く)
トマト・・1/4個
米・・大さじ2
出汁・・1・1/2カップ
<作り方>
- 米を洗い、30分浸水させる。
- ザルにあげて鍋に出汁とともに入れる。
中火にかけ、沸騰したら木べらで鍋底からかき混ぜ、弱火にして30~40分煮る。 - やわらかくなったらふたをして10分ほど蒸らし、すりつぶす。(裏ごしてもOK)
- トマトは湯むきをして裏ごし、種と皮を取り除く。
- 器に1回分の(3)・(4)を盛り付ける。
出汁の10倍粥をごはんから作る場合は、以下の通りです。
【ごはんから作る場合】
<材料(4回分)> 調理時間:30分
ごはん・・大さじ2
出汁・・1カップ
<作り方>
- 鍋に出汁・ごはんを入れて中火にかけ、菜箸でごはんのかたまりをほぐしながら煮立てる。
- 煮立ったら弱火にし、ふたをして15分ほど煮る。
※途中でふたをずらして吹きこぼれないように注意しましょう。 - やわらかくなったら火を止めてしっかりとふたをし、10分ほど蒸らしてすりつぶす。
※裏ごししてもOK。
米から作る場合、ごはんから作る場合、どちらも鍋のサイズや厚さによって加熱時間が変わります。
やわらかくなるまで加熱時間を調整してください。
米から作った方が、米本来の甘味が感じられふっくら仕上がります。
ごはんから作ると、大人の分から取り分けられるので作りやすく、時短になりますね。
お好みの方を選んで調理してください。
あまった分は製氷皿やフリーザーバッグなどに入れて冷凍してもOK。
必ず粗熱をとってから冷凍し、2週間以内には使い切りましょう。
いかがでしたか?
離乳食づくりは手間がかかりますが、赤ちゃんにとってはとても大切な食事の時間。
離乳食を一度にまとめて作って冷凍したり、離乳食作りを簡単にしてくれる便利な調理グッズをうまく活用するなど、調理の負担を減らして、赤ちゃんと楽しい食事の時間を作ってくださいね。
Text byくまこ/食育インストラクター