今まではミルクだけだったけど、そろそろ「離乳食」が始まる…どうしよう!?
心配な新米ママ&パパさん必見!
離乳食初期・中期・後期・完了期のレシピをシリーズでご紹介します。
初めてのママ&パパは、大変なこともあるかもしれませんが、赤ちゃんが食事の楽しさを体験し、「自分で食べる力」を育むためにもしっかり見守ってあげましょう。
【生後9カ月~11カ月(離乳食後期)】
舌で食べ物を歯ぐきの上にのせられるようになるので、歯や歯ぐきでつぶすことができるようになります。
●離乳食の回数
1日3回
●進め方
歯ぐきでつぶせるかたさのものを与え、食欲に応じて、離乳食の量を増やしましょう。
食べさせ方は、スプーンのくぼみを赤ちゃんの下唇にのせ、上唇が閉じるまで待ちます。
食事のリズムを大切にし、共食を通じて食の楽しい体験を積み重ねましょう。
生後9カ月ごろになると、手づかみ食べが始まります。
食べ物を触ったり、握ったり触感を体験することで、食べ物に関心を持ち、自らの意思で食べようとする行動につながります。
周りが汚れて後片付けが大変ですが、発育・発達に必要な行動なので、ぜひ積極的に手づかみ食べをさせてあげましょう。
【1食分の食材目安】
離乳食後期になると食べられる種類がグッと増え、いろいろな食感や味を体験させてあげられる時期です。
また、離乳食を食べる量には、赤ちゃんによってかなり個人差があります。
そのときの体調や環境などにも左右するので、1日単位ではなく、1週間単位で考えるとよいでしょう。
それではレシピをご紹介します。
【離乳食後期!大根とひき肉のとろみ煮】
<材料> 調理時間:30分
大根・・20g
鶏挽き肉・・15g
ブロッコリー・・10g
スープ(※野菜の煮汁)・・1/2カップ
しょうゆ・・少々
水溶き片栗粉・・少々
サラダ油・・少々
<作り方>
- 大根はやわらかくなるまでゆで、5㎜角に切る
- ブロッコリーは5~7㎜程度に刻む
- フライパンにサラダ油を熱し、鶏挽き肉を入れて炒める
- 鶏挽き肉の色が変わったら(1)・(2)・スープを加え、沸いたら弱火にし、ふたをして煮る
- スープが半量になったらしょうゆを1~2滴たらし、水溶き片栗粉でとろみをつける
【野菜の煮汁の作り方】
<材料>
お好みの野菜・・80g
※アクが少なく、クセのない野菜(キャベツ・にんじん・玉ねぎなど)
水・・2カップ
<作り方>
- 野菜はひと口大に切る
- 鍋に(1)・水を入れて火にかけ、沸騰したら弱火にし、15~20分煮る
- 野菜がやわらかくなったらザルでこす
ゆでた野菜は裏ごしたり、刻んだりして離乳食に使いましょう。
スープは製氷皿に入れて凍らせておくと、便利ですよ。
いかがでしたか?
離乳食は始まってしまえばあっという間ですが、慣れるまでは大変に感じることが多いかもしれません。
思うように食べてくれない、進まないのが離乳食でもあるので、あまり気負わず、できる範囲で進めていきましょう。
Text by くまこ/食育インストラクター