離乳食「完了期」レシピ~枝豆チーズもち~

今まではミルクだけだったけど、そろそろ「離乳食」が始まる…どうしよう!?
心配な新米ママ&パパさん必見!
離乳食初期・中期・後期・完了期のレシピをシリーズでご紹介します。

初めてのママ&パパは、大変なこともあるかもしれません。
でも、赤ちゃんが食事の楽しさを体験し、「自分で食べる力」を育むためにもしっかり見守ってあげましょう。

【生後12カ月~18カ月ごろ(離乳完了期)】

形のある食物を噛みつぶすことができるようになり、エネルギーや栄養素の大部分が母乳または、育児用ミルク以外の食物から摂取できるようになります。

●離乳食の回数
1日3回食+おやつ(補食)

●進め方
離乳後期よりもさらに大きく、歯ぐきで噛めるかたさにしましょう。
1日3回、朝・昼・晩と決まった食事の時間が定着することで、生活リズムが整ってきます。
また、この時期はたくさんのエネルギーを必要としますが、まだ胃が小さく未熟なため、一度に多くを食べることができません。
足りない栄養は、おやつ(補食)で補うようにしましょう。
おやつといっても、3回の食事ではとり切れないエネルギーや栄養を補うための補食です。
ごはんやパンなどの炭水化物を中心に、豆乳・牛乳・小魚などのたんぱく質、フルーツや野菜などのビタミン・ミネラルを取り入れるようにしましょう。
離乳後期に引き続き、手づかみ食べできるメニューを加えて、自分で食べる楽しみを増やせるようにしてあげましょう。

【1食分の食材目安】

離乳完了期になるといろいろな食材が食べられるようになるため、食材の種類や調理法の幅を広げて、バランスよく食べさせてあげるようにしましょう。
また、離乳食を食べる量は、赤ちゃんによってかなり個人差があります。
そのときの体調や環境などにも左右するので、1日単位ではなく、1週間単位で考えるとよいでしょう。

それではレシピをご紹介します。
今回使用する枝豆は「大豆」が成熟する前のものなので、大豆アレルギーのお子さんは枝豆抜きで作ってくださいね。


【離乳完了期!枝豆チーズもち】

<材料> 調理時間:30分
枝豆(冷凍・むきみ)・・20g
プロセスチーズ・・10g
じゃが芋・・30g
片栗粉・・小さじ1
水・・小さじ1
バター・・小さじ1/2

<作り方>

  1. 枝豆は指でつぶせるくらいまでゆで、薄皮をはずし、細かく刻む
  2. プロセスチーズは5㎜角に切る
  3. じゃが芋は皮をむいてラップに包み、600Wの電子レンジで1分加熱して火を通す
  4. ボウルに(3)を熱いうちに入れてフォークなどでつぶし、(1)・(2)・片栗粉・水を混ぜ、手づかみしやすい円盤型に形を整える
  5. フライパンにバターを熱し、(4)の両面を焼く

枝豆はなめらかにしにくく、舌でつぶせるかたさの状態にもしにくい食材です。
薄皮があると、包丁で刻みにくかったり、食べたときに喉にひっかかりやすいので、必ずむいてから使いましょう。
また、枝豆は表面がつるっとしているため、そのまま与えると窒息の危険性があります。やわらかくゆでてあっても必ず刻んで与えるようにしましょう。
離乳食用に冷凍の裏ごした枝豆が販売されたりしているので、そちらを利用するのもよいですね♪

いかがでしたか?
離乳食のゴールは目前!
この時期はおやつ(補食)も増え、大変に感じることもあるかもしれませんが、あともう少しです!
お子さんと食べる喜びを共有し、楽しみながら成長を見守っていってあげましょう♪

Text by くまこ/食育インストラクター