今まではミルクだけだったけど、そろそろ「離乳食」が始まる…どうしよう!?
心配な新米ママ&パパさん必見!
離乳食初期・中期・後期・完了期のレシピをシリーズでご紹介します。
初めてのママ&パパは、大変なこともあるかもしれません。
でも、赤ちゃんが食事の楽しさを体験し、「自分で食べる力」を育むためにもしっかり見守ってあげましょう。
【離乳食の完了とはいつ?】
離乳食の完了は、形のある食物を噛みつぶすことができるようになり、エネルギーや栄養素の大部分が母乳または、育児用ミルク以外の食物から摂取できるようになった状態を指します。
これがだいたい1歳から1歳半ぐらいの時期で、「1歳半になったから終わり」というわけではありません。
食事は離乳食が中心で、母乳・育児ミルクの回数が減ってきたころを目安にするとよいでしょう。
また、3回の食事で足りない栄養はおやつ(補食)で補います。
ご飯やパンなどの炭水化物を中心に、豆乳・牛乳・小魚などのたんぱく質、フルーツや野菜などのビタミン・ミネラルのとれるおやつ(補食)を用意してあげましょう。
【幼児食への移行のタイミングは?】
離乳食完了から幼児食への移行に、特に決まりはありません。
離乳食初期から完了期は食材の形状に変化がありましたが、幼児食では、子どもの成長に合わせて食べやすい大きさやかたさに気をつけて与えます。
発達状況は個人差が大きいため、お子さんの様子をみながら徐々に進めていきましょう。
幼児食は、大人と同じ食事を受けいれる準備期間です。
噛む力や消化機能などはまだまだ未熟なので、離乳食に引き続き、薄味を基本にすすめてくださいね。
手掴みでも食べやすいサイズにカット!
【離乳完了期!スティックピザトースト】
<材料> 調理時間:30分
食パン(8枚切・耳なし)・・2/3枚
ツナ(水煮缶・食塩不使用)・・5g
ミニトマト・・2個
ピザ用チーズ・・5g
<作り方>
- ツナはザルにあけ、水気をきる
- ミニトマトは皮と種を取り除き、4等分に切る
- 食パンに(1)・(2)・ピザ用チーズをのせる
- トースターでこんがり焼き、食べやすい大きさに切る
今回はツナを使用しましたが、湯通ししたしらすに代えてもおいしいです。
ミニトマトの皮がむきにくい場合は、湯むきにすると簡単にできますよ。
ピザトーストは、放置しすぎるとかたくなってしまうので注意してくださいね。
【普通のトマトよりミニトマトの方が栄養価は高い!?】
ミニトマトは、普通のトマトより栄養素がギュッと詰まっています。
ビタミンCは約2倍、ビタミンB2は約2.5倍、β‐カロテンは約1.8倍、カリウム・食物繊維は約1.4倍含まれています。
さらに、トマトの赤色の成分リコペン(リコピン)もミニトマトの方が多く含まれています。
リコペンは高い抗酸化作用があり、同じ抗酸化作用を持つβ‐カロテンの約2倍以上、ビタミンEの100倍以上とも言われています。
熱に強く脂溶性のため、油脂と一緒に摂ると吸収率が高まります。
また、未熟なトマトよりも熟したトマトの方がリコペンの含有量は多いといわれているので、完熟したミニトマトやトマトを選ぶとよいでしょう。
いかがでしたか?
離乳食のゴールは目前!少しずつ大人の食事に近づいています。
お子さんと食べる喜びを共有し、楽しみながら成長を見守っていってあげましょう♪
Text by くまこ/食育インストラクター