肉を使った離乳食 後期編~お好み焼き~

離乳食後期になると、食べられる肉の種類も増えてきます。
肉などのたんぱく源は、からだをつくる上で赤ちゃんの成長に欠かせません。
ただし、摂りすぎても腎臓に負担がかかるので、適量を守り、脂肪の少ないものから使いましょう。

今回は肉を使った離乳食(後期編)レシピ、「お好み焼き」をご紹介します。
この時期の赤ちゃんは身の回りのものに興味津々。
手に持ったものを口に運んでいろいろと確かめるので、手づかみ食べのしやすいメニューがおすすめです。

離乳食後期(カミカミ期・8~9カ月)レシピ!

【お好み焼き】
<材料(1食分)> 調理時間:20分
キャベツの葉・・1枚(25g)
豚挽き肉(赤身)・・大さじ2
A小麦粉・・大さじ2
A卵・・1個
A青のり・・少々
Aかつお節(フレッシュパック)・・少々
Aしょうゆ・・1~2滴
サラダ油・・少々

 <作り方>

  1. キャベツはみじん切りにする
    耐熱容器に入れてラップをし、600Wの電子レンジで30秒加熱する
  2. フライパンを熱し、豚挽き肉を炒めて火を通す
    ※フライパンがフッ素加工でない場合は、サラダ油をペーパータオルにしみ込ませ、薄くぬってください
  3. ボウルに粗熱をとった(1)・(2)・Aを入れて混ぜる
  4. フライパンにサラダ油を少量熱し、(3)を2枚に分けて入れて弱火~中火で焼く
  5. 焼き色がついたらひっくり返し、大さじ2の水(分量外)を入れてふたをし、水気がなくなるまで蒸し焼きにする

赤ちゃん用のソースも販売されているので、お好みで加えてください。


■離乳食初期(ゴックン期・5~6カ月)の場合
この時期は、まだ肉が使えません。
おすすめメニュー:キャベツがゆ

キャベツは、やわらかい葉の部分を使い、熱湯でやわらかくゆでます。
包丁で細かく刻み、すり鉢ですりつぶして裏ごしましょう。
すりつぶした10倍がゆを器に盛り付け、キャベツを裏ごしたものをのせてできあがり!

■離乳食中期(モグモグ期・7~8カ月)の場合
この時期に使える肉は、鶏のささ身です。
おすすめメニュー:「鶏ささ身とブロッコリーのパンがゆ」

鶏のささ身は筋を取り除き、ゆでてみじん切りにします。
ブロッコリーはやわらかくなるまでゆで、こまかく刻みます。
鍋に食パンをこまかくちぎって入れ、水を加えてふやけるまでおき、弱火にかけます。
煮立ったら、鶏のささ身とブロッコリーを加えて完成。

■離乳食完了期(パクパク期・1才~1才6カ月)の場合
この時期に使える肉は牛肉!
おすすめメニュー:ベビー肉じゃが

じゃが芋・にんじんは皮をむいて1cm角くらいに切り、じゃが芋は水にさらします。
玉ねぎは粗みじん切りにし、牛薄切り肉(赤身)はこまかく刻みます。
鍋に水気をきったじゃが芋・にんじん・玉ねぎ・出汁を入れて弱火にかけ、やわらかくなるまで煮ます。
牛肉、砂糖・しょうゆを少々加えて肉に火が通るまで煮て完成。
脂肪の少ない赤身の肉は加熱しすぎるとかたくなるので注意してくださいね。

上記はあくまで目安なので、赤ちゃんの食べる機能の発達に合わせ、かたさ・大きさを調整しましょう。

いかがでしたか?
8~9カ月ころの赤ちゃんは、離乳食にもだいぶ慣れ、食べられる食材も増えてきて食事を楽しめるようになってきたころではないでしょうか?
手づかみ食べがしやすいメニューで食べたい意欲を育んであげましょう。

Text by くまこ/食育インストラクター