子どもが喜ぶ○○ごはん!~手羽中甘辛チキン~

毎日の献立、悩みますよね…。
育ち盛りの子どもたちに栄養満点のごはんを作ってあげたい!
子どもが喜んで食べてくれる料理を作ってあげたい!
今回はチキン!!でも、いつもと違った部位で、手羽中を使います。

【手羽中ってどこの部分?】

鶏の翼の部分は手羽先、手羽中、手羽元と大きく3部位に分かれます。

 

手羽先は、翼の先の部分で「L字型」にまがっている部分
焼き鳥でもおなじみですね。
手羽中は、手羽先の先端を取り除いた部分なので、手羽先の一部です。
それをさらに半分にしたものが「手羽中ハーフ」です。
よくみかける冷凍の細い骨つきチキンは、この「手羽中ハーフ」を使用しています。
手羽元は、翼のつけ根のあたりで、骨が太く、肉にも厚みがある部分
煮物や煮込み料理にすると、骨からうまみが溶け出しておいしいです。

【手羽(手羽先・手羽中・手羽元)の栄養は?】

手羽は、肉は比較的少なく、ゼラチン質や脂肪が多いのが特徴です。
たんぱく質をはじめ、皮膚を丈夫にするビタミンA、肌に潤いやハリ・弾力を保つコラーゲン、成長を促進する効果のあるビタミンB2が豊富に含まれています。
焼いたり、煮たり、揚げたりとさまざまな調理法で楽しめるので、育ち盛りのお子さんにもぴったりの食材ですね。 

それでは早速レシピをご紹介します。

【手羽中甘辛チキン】

<材料> 調理時間:30分
手羽中・・10本(500g)
A酒・・大さじ1
A塩・・適量
粗挽き黒こしょう・・適量
片栗粉・・大さじ4
Bみりん・・大さじ1
B砂糖・・大さじ1/2
Bしょうゆ・・大さじ1
B酢・・大さじ1
Bにんにく(おろし)・・少々
白いりごま・・適量
サラダ油・・大さじ4

<作り方>

  1. 手羽中は骨に沿って半分に切り、Aを絡めて10分ほどおく
  2. (1)の余分な水気をふき取り、粗挽き黒こしょうをふり、片栗粉をまぶす
  3. フライパンにサラダ油を熱し、(2)をじっくり揚げ焼きして中まで火が通ったら取り出す
  4. (3)のフライパンに残った油をペーパータオルでふき取り、Bを入れて、中火で煮立たせる
  5. (4)がトロッとしてきたら、(3)を加えて全体に煮からめる
  6. 白ごまを全体にまぶす

どうしても手羽中が手に入らない場合は、鶏のもも肉やむね肉に変えてもOK!
お弁当はもちろん、大人のおつまみにもピッタリです。
七味唐辛子やコチュジャンを加えてもおいしく召し上がれます。
店頭に「手羽中」がおいていなければ、「手羽先」を購入しましょう。
上記のように、手羽先の先端を取り除けば「手羽中」になります。
あまった手羽先の先端は、コラーゲンたっぷりのチキンスープに仕上がりますよ。

手羽先の先端があまったら作ってみよう♪


【チキンスープ】

<材料> 調理時間:25分
手羽先の先端・・10本分(140g)
にんにく・・1かけ
しょうが(薄切り)・・1枚
長ねぎ(青い部分)・・1本分
絹ごし豆腐・・小1丁(150g)
わかめ(乾)・・適量
A水・・3カップ
A酒・・1/4カップ
しょうゆ・・小さじ1
塩・・適量
粗挽き黒こしょう・・適量
ごま油・・小さじ1/2
小ねぎ・・適量

 <作り方>

  1. にんにく・しょうが・長ねぎは包丁でつぶす
    豆腐は1cm角に切り、わかめは水で戻し、水気をしぼっておく
  2. 鍋に手羽先の先端・にんにく・しょうが・長ねぎ・Aを入れ、中火にかける
  3. 煮立ったら弱火にし、15~20分煮る
  4. (3)をザルでこして鍋に戻し入れ、豆腐・わかめを入れてサッと煮る
  5. しょうゆ・塩・黒こしょうで味を調え、ごま油を回しかけて小ねぎをふる

 お好みで白い長ねぎの部分やほかの野菜を一緒に煮てもOK!
うま味たっぷりのスープに仕上がります。

いかがでしたか?
鶏肉でもいつもと違った部位を使うと子ども達も喜びます。
甘辛い味つけは子どもだけでなく大人にも人気♪
後を引くおいしさです!
ぜひ作ってみてください。

Text byくまこ/食育インストラクター