冬休みシーズンとなりました。
夏休み同様、子どもの昼ごはんを考えなくてはいけませんね。
そんなときに役立つ、たらこスパゲティのもと「たらこバター」と、それを使ったスパゲティレシピです。
では早速レシピのご紹介です。
【たらこバター】
多めに作っておけば、休み中に何回か食べることが出来ます。
たらこを明太子にすれば、ピリッと大人向けに!
<材料(作りやすい量:約200g(4~5回分)> 調理時間:5分(かためる時間は除く)
たらこ・・100g
バター(有塩)・・100g
レモン果汁・・5g
<作り方>
- バターを常温でやわらかく戻す
- たらこを薄皮から出し、(1)のボウルに入れ、しっかりと混ぜる
- レモン汁を加え、さらによく混ぜる
- アルミホイルに(3)をのせ、棒状になるように成形して、冷凍庫で凍らせる※清潔な状態で保存した場合でも、使用するときは必ず事前に状態を確認し、早めに食べてください。
※食べるときは凍ったまま必要量をアルミホイルごとカットし、使用します。
外側のアルミホイルは外して調理してください。
たらこバターが出来たら、スパゲティを作ってみましょう!
【たらこスパゲティ】
麺を茹でたらサッと和えるだけ!時間がないときにぴったりです。
<材料(1人分)> 調理時間:20分
スパゲッティ(乾)・・80~100g
たらこバター・・上記出来上がりの1/4~1/5量
ゆで汁・・大さじ1
青じそ(千切り)・・2枚分
焼きのり・レモンなど・・お好みで
<作り方>
- たらこバターを凍ったままは5~6mm幅に切る
アルミホイルを外してボウルに入れ、室温で少しやわらかくする - たっぷりの湯を沸かし、塩(湯の量の1%くらい)を加えてスパゲティを入れ、袋の表示時間より1分短くゆでる
- ゆで時間の半分くらいが経過したら、分量のゆで汁を(1)に加え混ぜる
- ゆで上がったら、しっかり湯切りをして(1)のボウルに入れ、熱いうちによく混ぜる
- 器に盛って青じそをのせる
お好みで焼きのりを追加したり、レモンをしぼってどうぞ
<ポイント>
青じそが苦手な場合やお子さんには、きゅうりの千切りもおすすめです。
細めの千切りにすることで、スパゲティとの絡みもよくなります。
きゅうりを使用する場合は、ゆで上がった麺をボウルに入れるタイミングで一緒に加えてください。
今回はスパゲティを使って作りましたが、マカロニやペンネといったショートパスタを使うと、また違った食感が楽しめるのでお試しください。
パンに塗ってトーストしてもおいしいです。
【たらこって何?】
たらこは鱈の卵を塩につけたもので、唐辛子などの香辛料や調味液を加えてつけると明太子になります。
日本では真鱈とスケトウダラ(スケソウダラともいう)の2種が主に獲れますが、たらこに使用されるのは小ぶりなサイズ感の卵がとれるスケトウダラのものです。
握りこぶし大くらい大きくなる真鱈の卵は、煮つけなどにするとおいしくいただけます。
スケトウダラの身は、主にすり身などに加工され、真鱈は鍋の具材として人気です。
【栄養】
●たらこ
たらこは、たんぱく質を豊富に含む食材です。
脂溶性ビタミンであるビタミンEも多く、体内の脂質の酸化を抑える抗酸化作用や、血液中のLDLコレステロールが原因で起こる動脈硬化をはじめとした生活習慣病などを予防する働きも注目されています。
また、たらこは塩漬けなので、塩分が高めです。
使用するときは、余分なナトリウムの排出を促すカリウムがたっぷり入った食材(野菜や果物)を食事や食後のデザートにプラスするとよいですね。
●スパゲティ
スパゲティはパスタの一種のロング麺で、主にデュラムセモリナと呼ばれる小麦を使用して作ります。
脳が働くために必要な炭水化物のほか、体を作るうえで欠かせないたんぱく質も含みます。
【たらこスパゲティは日本生まれ】
たらこスパゲティは、日本でなじみが薄かったイタリア料理を日本人向けにアレンジした和風スパゲティで、日本のイタリアンレストランが発祥とされる料理です。
そのため、青じそや焼きのりといった、日本でおなじみの食材がトッピングされることが多いです。
お子さんに、たらこバターとスパゲティを和える・青じそや焼きのりをちぎってのせるなどを手伝ってもらうと、冬休みのよい思い出になると思います。
ぜひ一緒に作ってみてください。
Text by さゆり/食育インストラクター