妊娠中の食事は、おなかの赤ちゃんと自分のためにいつも以上に気を遣う方も多いのではないでしょうか。
今回は、これからママになるプレママ向けの簡単レシピをご紹介します。
応用すれば離乳食にも使えますので、ぜひお試しください。
【調理の前に】
妊娠中は通常に比べて免疫力が低下するといわれていますので、手洗いや調理器具・使う食材などの洗浄をしっかりと行いましょう。
また、途中でお腹が張ったり、気分が優れないなどが起きた場合は、無理せず休憩を取りながら作ってください。
【温冷どちらでもおいしい!野菜たっぷりマリネ】
出来立てでも、冷たくしてもおいしくいただける野菜たっぷりマリネです。
<材料(2人分)> 調理時間:25分(つけ込み時間は除く)
生鮭(切り身)・・2切れ
塩・こしょう・・各少々
小麦粉・・適量
玉ねぎ・・1/4個(50g)
パプリカ(赤)・・1/3個(50g)
パプリカ(黄)・・1/3個(50g)
キャベツ・・1/8個(125g)
A酢・・大さじ3
A砂糖・・大さじ1・1/2
A水・・大さじ1/2
A塩・・小さじ1/3~1/2
Aしょうゆ・・小さじ1/2
Aオリーブオイル・・小さじ1
粗挽き黒こしょう・・お好みで
オリーブオイル(サラダ油でも)・・適量
<作り方>
- 玉ねぎはごく薄くスライスし、パプリカは長さを半分に切ってから薄切りにする
キャベツは千切りにする - ボウルに(1)・塩(少々・分量外)を入れてサッと混ぜ、5分程おいて水分が出てきたら拭き取り、Aを加えてなじませる
- 生鮭は、一人3かけのそぎ切りにし、塩・こしょうを振って小麦粉をつける
- フライパンにオリーブオイルを熱し、(3)を入れて両面こうばしく焼き、火が通ったものから(2)につけ込む
- ときどき上下を返しながら、全体に調味液を絡め、器に盛り、お好みで黒こしょうをかけていただく
今回はメインとなる食材を鮭にしましたが、そのほかの魚介や肉類に変えていただいてもOKです。
【マリネを離乳食向けに】
大人に使った食材から使えるものをチョイスしたり、赤ちゃん用に使えるものに変えて離乳食に応用することで、家族みんなが同じようなメニューを楽しめます。
今回の対象月齢は9~11ヵ月くらいの赤ちゃんです。
<材料(対象月齢の赤ちゃん1人分)> 調理時間:20分
生鮭(脂分の少ないもの・皮なし)・・15g
小麦粉(または片栗粉)・・少々
玉ねぎ・・5g
にんじん・・5g
キャベツ・・15g
水・・300ml~
A野菜出汁・・50ml
A砂糖・・ひとつまみ
A塩・・ひとつまみの1/3くらい(0.2~0.3gくらい)
Aしょうゆ・・1~2滴(0.5~1gくらい)
B片栗粉・・小さじ1/4(約0.8g)
B水・・小さじ1/2(2.5g)
サラダ油・・少々
<作り方>
- 鮭は7mm~1cm角くらいに切って小麦粉を薄くまぶし、サラダ油を熱したフライパンで焼く
- 玉ねぎは1cm幅、にんじんは7mm~1cm厚の輪切りにする
キャベツは3cm角くらいに切る - 鍋に水(300ml)・(2)を入れて火にかけ、対象の子どもが食べられるやわらかさになるまでゆで、野菜とゆで汁(野菜出汁として使用)に分ける※途中で水量が足りなくなるようなら随時足してください
- 玉ねぎは7mm~1cm幅に、にんじんは7mm~1cm角に切る
キャベツは7mm角くらいに切る - 鍋にB・(4)の野菜を入れて火にかけ、沸いたら弱火で液量が1/2量くらいになるまで煮、Cでトロミをつける
- 器に鮭を盛り、(5)をかける
<ポイント>
- 離乳食期はさまざまな食材に慣れる時期ですので使用する出汁は、出来るだけ自分で取ったものを使ってあげましょう。今回は野菜を煮出した汁で作った野菜出汁を使用しました。
市販の顆粒出汁などを使う場合、大人用だと塩分が添加されているので、必ず赤ちゃん用を使用してください。 - 食材の大きさは、月齢や離乳食の進み具合などで変わるため、お子さんの程度に合わせた大きさに切ってください。
- 野菜は使いたいサイズに切ってから加熱するとなかなか火が通らないので、少し大きな状態で加熱してから必要なサイズに切るとよいですよ。
- Aの野菜出汁は目安ですので煮る時間などで増やしても構いません。
- 大人レシピから離乳食向けへと変更するにあたり、塩分や酸味はなくても大丈夫なので、塩分は必要最低限にして酸味は抜きました。
いかがでしたか。
今回は、大人の食事から離乳食へ変換するレシピをご紹介しました。
離乳食期は食材そのものの味を知ってもらい、離乳食が完了したら今度はさまざまな味を知る幼児食へステップアップです!
離乳食を作るやり方はいろいろあるので、こんなやり方もあるのだなと頭の片隅に入れていただければ嬉しいです。
Text byさゆり/食育インストラクター