食物アレルギー別レシピ ~小麦粉アレルギー 米粉でたこ焼き~

特定の食物にアレルギーを持つ人は年々増加傾向にあると言われています。
そこでアレルギーに対応したレシピをシリーズでご紹介します。
今回は小麦を除去した「たこ焼き」です。

【食物アレルギーとは?】

特定の食物を摂取したあと、アレルギーを介して皮膚・呼吸器・消化器あるいは全身性に生じる症状のことを言い、反応がどの程度出るかは個々に差があります。
乳児期に発症した食物アレルギーは、一部の食品(ピーナッツ・そば・ごま・甲殻類など)を除いて自然寛解していく例も多くあります。
アレルギーは早期発見、早期治療、重症化を防ぐことが大切です。
「食物アレルギーかな?」と思ったら、まずは専門医の診療を受けましょう。

それではレシピをご紹介します。
外はカリッ!中はトロッ!

【米粉でたこ焼き】

<材料(30個分)> 調理時間:30分
米粉(製菓用)・・150g
A卵・・2個
A和風だしの素(顆粒)・・小さじ2
Aしょうゆ・・小さじ1
水・・2カップ
ゆでたこ・・150g
キャベツ・・2枚
紅しょうが・・少々
お好み焼きソース・・適量
マヨネーズ・・適量
青のり・・適量
かつお節・・適量

<作り方>

  1. ボウルにAを合わせ、分量の水のうち1カップを加えて混ぜる
  2. (1)に米粉を加え、泡立て器でダマがなくなるまで混ぜ合わせる
  3. 残りの分量の水を少しずつ加えながら混ぜ合わせる
  4. たこは1cm角、キャベツは粗みじん、紅しょうがはみじん切りにする
  5. たこ焼き器を温め、サラダ油(分量外)をペーパータオルにしみ込ませ、全体にぬる
  6. 再度よく混ぜ合わせた(3)をたこ焼き器の穴いっぱいに入れる
  7. たこ・キャベツ・紅しょうがを入れ、焼き色がついてきたら、たこ焼き器の穴からこぼれている生地も一緒に入れ込みながら竹串でひっくり返す
  8. (7)をコロコロ転がしながら全体に焼き色をつける
  9. 器に盛りつけ、ソース・マヨネーズ・青のり・かつお節をふる

焼き上がったたこ焼きは、きちんと冷ましてから冷凍保存OK!
ちょっと食べたいときに、電子レンジ加熱。
便利ですよ♪


【たこの栄養は?

たこは良質なたんぱく質をはじめ、ビタミンB2・ナイアシン・ビタミンEなどのビタミンや鉄・亜鉛などのミネラルが豊富に含まれています。
特に注目したい栄養素は「タウリン」
含硫アミノ酸の一種で、血中のコレステロール値を下げる高めの血圧を下げる肝臓の機能を高める、などの効果が期待できます。
また、高たんぱく・低脂肪・低エネルギーでヘルシーなので、ダイエット中の方にもピッタリの食材です。
クセのない味わいで、アヒージョやマリネ、パスタ、炊き込みご飯などさまざまな料理に使えます。

【たこ焼きのはじまりは?】

たこ焼きと言えば、大阪のソウルフード!
お祭りに行くとついつい屋台でたこ焼きを買ってしまうのは私だけでしょうか。
ソースとマヨネーズのコンビネーションがたまりません。

ところで、みなさんはたこ焼きのはじまりをご存じですか。
たこ焼きの原点は「ラヂオ焼き」だった…!?
ラヂオ焼きとは、たこ焼きと作り方は同じで、たこではなく牛スジとこんにゃくを入れて焼いたもの。
昭和8年、「会津屋」の初代当主遠藤留吉さんの屋台で販売されました。
当時、ラヂオが流行しはじめたころだったので、ラヂオのように流行の食べ物ということで、その名がついたそうです。
そして昭和10年にラヂオ焼きを食べたお客様から、明石ではタコを入れた玉子焼きがあると聞かされ、牛スジとこんにゃくのかわりに、たこを入れて販売したのが、たこ焼きのはじまりです。

いかがでしたか?
今回ご紹介したレシピは、小腹が減ったときや子どものおやつにピッタリです。
ぜひ作ってみてください♪

Text byくまこ/食育インストラクター