食物アレルギーは、赤ちゃんのときに発症することが多く、離乳食の開始や進め方など戸惑ってしまいますよね。
とくに両親がアレルギー体質で、赤ちゃんもアレルギー体質の可能性が高い場合や、すでにアレルギー症状が出ている場合は、離乳食の進め方を慎重に行う必要があります。
【食物アレルギーとは?】
特定の食物を摂取したあと、アレルギーを介して皮膚・呼吸器・消化器あるいは全身性に生じる症状のことを言い、反応がどの程度出るかは個々に差があります。
乳児期に発症した食物アレルギーは、一部の食品(ピーナッツ・そば・ごま・甲殻類など)を除いて自然寛解していく例も多くあります。
アレルギーは早期発見、早期治療、重症化を防ぐことが大切です。
「食物アレルギーかな?」と思ったら、まずは専門医の診療を受けましょう。
【食物アレルギー発症リスクのある赤ちゃんの離乳食進め方のポイント】
- 離乳食の開始を遅らせない
- 初めて食べるものは「体調のよい平日の日中」に少量から始める
- 米、野菜などから開始し、白身魚や鶏ささみ、豆腐など順次少量から進める
【離乳食でアレルギー症状がみられた場合は…】
当面除去が必要となります。
乳や卵アレルギーで除去食を行っているお子さんは、成長に必要なたんぱく質やカルシウムなどといった栄養素が不足する恐れがあります。
そのため、代替えとして豆腐や魚・肉・野菜などを積極的に摂取し、栄養を補うようにしましょう。
今回は、離乳食後期~完了期におすすめ!
乳・乳製品アレルギーでも大丈夫!
ふわふわ「白パン」です♪
【ふわふわ白パン】
<材料(8個分)> 調理時間:40分(発酵時間は除く)
強力粉・・300g
ドライイースト・・小さじ1
砂糖・・大さじ2
塩・・小さじ2/3
豆乳・・200ml
オリーブオイル・・大さじ1・1/2
<作り方>
- 豆乳は600Wの電子レンジで30秒温めておく
- ボウルに半量の強力粉・ドライイースト・砂糖を入れ、(1)を一気に加えてドライイースト・砂糖が溶けてやや粘りが出るまで木べらで混ぜる
- (2)に残りの強力粉・塩・オリーブオイルを加えて混ぜる
- (3)がひとかたまりになったら、台の上に移し、台に打ちつけながら繰り返しこねる
- 表面がツルッとなめらかになったら、耐熱ボウルに入れてふんわりラップをし、生地が2倍になるまで1次発酵させる※オーブンの発酵機能を使用する場合は40℃で35分を目安
- (5)を上から優しく押さえてガス抜きをする
8個に分割し、丸めて閉じめを下にして濡れ布巾をかけ、ベンチタイムを10分とる - 再びガスを抜いて丸めなおし、クッキングシートを敷いた天板に並べ、ラップ・濡れ布巾をかけて、生地が5倍になるまで2次発酵させる
※オーブンの発酵機能を使用する場合は40℃で35分目安
- オーブンを200℃に予熱する
- (7)に強力粉(分量外)を茶こしで振る
オーブンに入れてすぐに温度を150℃に下げ、15~20分焼く
ホームベーカリーをお持ちの方は、材料をすべて入れ、作り方の(5)の1次発酵までお任せでOK!
生地を取り出し、(6)から始めてください。
焼き立てパンはとくにふわふわ♪豆乳のコクがしっかり感じられます。
離乳食から幼児食にかわってもおいしく召し上がれるので、気に入ったらぜひリピートしてくださいね!
あまったらひとつずつラップに包み、冷凍用保存袋に入れて冷凍も可能です。
食物アレルギーがあると、毎日の離乳食づくりに苦労しますよね。
あまり無理せずに、たまには市販のアレルギー除去対応離乳食を上手に活用して、ママの負担を軽減することも大切ですよ。
お子さんの体調をみながら少しずつ食べる力を育んでいきましょう。
Text byくまこ/食育インストラクター