「秋の夜長」というように、暗い時間が長くなるこの季節は自然とお家時間も増えますね。
今回は、ゆっくり時間がとれるときにおすすめしたい、「ちょっと手間がかかるけれど、食べたら家族みんなが笑顔になる」ようなレシピをご紹介。
時間をかけて煮た「煮豚」とそれを挟んで食べる肉まんの皮のような「割包」に挑戦です☆
【煮豚】
時間はかかるけれど、難しい工程無し!
一緒にゆで卵を煮れば、味玉も出来ちゃいます!!
<材料(作りやすい分量)> 調理時間:60分(冷ます時間は除く)
豚肩ロース肉(ブロック)・・500g
※ネット付きのものか、なるべく形が均一に整っているものを選ぶ
塩・・小さじ1
サラダ油・・小さじ2
Aしょうゆ・・大さじ5
A酒・・大さじ3
Aみりん・・大さじ3
A砂糖・・大さじ5
A水・・2カップ
A長ねぎ(青い部分)・・1本分
Aしょうがの皮・・1かけ分 ※またはしょうがの薄切り2~3枚
長ねぎ(千切り)・・お好みで
しょうが(千切り)・・お好みで
青菜・からし・・お好みで
<作り方>
- 豚肉は塩を全体によくすり込む
フライパンを熱してサラダ油を入れ、豚肉の全面にこうばしい焼き色をつける
- 鍋に(1)・Aを入れて火にかけ、沸いたらアクをしっかり取り、落としぶたをしてときどき上下を返しながら煮汁をかけ、40分くらい煮る
- 煮汁が半量くらいになったら火を止め、煮汁の中で冷ましながら味を含ませる
- 豚肉を好みの厚さに切って器に盛る
- 煮汁を小鍋で温め、味を見て薄ければ煮詰めて(4)にかける
お好みで長ねぎやしょうがをのせたり、ゆでた青菜・からしと一緒にいただく
<ポイント>
- 鍋はなるべく豚肉がぴっちりはまるくらいのサイズを選びましょう。
- 煮汁のタレはお好みで水溶き片栗粉でトロミをつけても構いません。
【割包(クワパオ・グァバオ・カーパオなどと読みます。)】
煮豚を挟んで食べれば中華風バーガーの出来上がり!
そのままでも素朴な味でついおかわりしたくなるおいしさです。
<材料(5個分)> 調理時間:60分
薄力粉・・100g
強力粉・・80g
A上白糖・・10g
A塩・・3g
Aベーキングパウダー・・4g
Bドライイースト・・5g
Bぬるま湯(35℃くらい)・・90~95g
Bサラダ油・・10g
ごま油(サラダ油でも)・・少々
<作り方>
- ボウルに小麦粉をふるい、Aを加えてサッと混ぜ、真ん中にくぼみを作る
- Bを混ぜ合わせ、イーストが溶けたら(1)のくぼみに入れ、少しずつ粉類と混ぜ合わせてひとまとめにする
- (2)を台に取り出して5~10分練り、表面がなめらかになったらボウルに戻してラップをし、35~40℃くらいのところで30~40分発酵させる(2~2.5倍くらいの大きさになるまで)
- 生地の空気を抜いて台に取り出し、数回こねて表面をなめらかにし、5等分にする
ひとつずつ丸めなおしてかたくしぼった濡れふきんなどをかけ、10分くらい休ませる(ベンチタイム) - オーブンシートを10×15cmに切り、(4)の生地をのせて麺棒などで15cm長さの楕円形にする
- (5)の表面に薄くごま油を塗り、生地を半分に折る
- オーブンシートごと蒸気の上がった蒸し器に入れ、10分くらい蒸す
- 上記で作った煮豚などを挟んでいただく
<ポイント>
- Bのぬるま湯は粉の乾燥具合によって加減して下さい
- 工程6のように、生地を折る前に油を塗ることで、生地同士の離れがよくなります。
煮豚は割包にはさむ以外にも、食べやすいサイズに切ってから表面をフライパンで焼いてごはんの上に盛り、タレをかければ煮豚丼としてもおおいしいです!
細切りにしてねぎの千切りと合わせれば、お父さんのお酒のおつまみとしても重宝しますよ。
いかがでしたか。
ちょっと時間はかかりますが、みんなで作ると楽しさもおいしさも倍増です!
ぜひ挑戦してみてくださいね。
Text byさゆり/食育インストラクター