スマホやゲームなどを見る機会が増え、子ども達の視力低下が心配されています。
そこで今回は、ポリフェノールやビタミン類など視力低下を防ぐ栄養素とそれらを豊富に含む食材をご紹介。
日々の食事から上手に栄養を摂って、目の健康を守っていきましょう。
【目の健康に必要な栄養素】
①ポリフェノール
緑・赤・黄・紫などカラフルな野菜や果物のほとんどは『ポリフェノール』が含まれています。
この『ポリフェノール』は強力な抗酸化作用を持ち、細胞の老化を防いで視力回復に役立ちます。
さつまいも、ぶどう、りんごなどは特に皮に多く含まれているので、皮ごと食べると効率よく摂取できますよ。
ぶどうは種なしで皮ごと食べられる品種が売られていますね。
うちの子どもたちは大好きで、季節になると毎週のように買っていました。
ブルーベリーも食べやすいのでおすすめです。
②ビタミンA
色の濃い野菜である緑黄色野菜にはβ‐カロテンがたっぷり。
β‐カロテンは体内で必要な分だけビタミンAに変化し、眼の角膜や網膜を正常に保ってくれます。
ビタミンAが不足すると、「夜盲症」の原因になりますので気を付けてくださいね。
そして、このビタミンAのもとであるβ‐カロテンは油と一緒に摂る事で吸収率がグンとアップします。
人参やトマトなどサラダを食べる時はぜひオイルを使ったドレッシングをかけて召し上がってください。
またレバーにもビタミンAが豊富に含まれています。ただ独特なクセがあり、子どもたちは嫌がるかもしれません。
レバーの中でも鶏は牛や豚よりもクセがなく食べやすいので、もしかしたらいけるかも?ちなみにうちの子どもは焼き鳥のレバーが大好きで食べさせるのには苦労しませんでした。鶏レバーから挑戦してみると良いかもしれません。
③ビタミンB群
ビタミンB1やB12は視神経の働きを促して視力低下を予防し、ビタミンB2は目の充血、眼精疲労の改善、ビタミンB6は水晶体の代謝や免疫機能を高めるなど、目にとって大切な栄養素です。
またビタミンB群全体が相互に作用して働きを高めるため、まんべんなく摂取したいものです。
豚肉や玄米、卵、バナナ、チーズなどに含まれています。
④DHA
眼の網膜や視神経にたくさん存在し、視覚の情報伝達をスムーズにしてくれます。
DHAは体内でほとんど作られないため、食品からの摂取が重要です。
DHAは青背の魚(いわし・さんま・あじ・さばなど)に多く含まれています。
最も効率よく摂取できる方法は刺身や寿司など生で食べる事です。
生で食べられない場合はホイル焼きやムニエルなど、脂が流れ出ないような調理法がよいでしょう。
いかがでしたか?毎日の食事の中で上記の栄養素を意識してプラスしてみてください。
またTVやパソコン、スマホ、ゲームなどの液晶画面を連続1時間までといったルールを決めるのも、子どもたちの視力低下を防ぐことにつながります。
できることから始めてみてください♪
Text by くまこ/食育インストラクター