前回の“シニア食のすすめ①”に続き、今回も家族みんなで一緒に美味しく食べられるレシピをご紹介します☆
2回目となる今回は、北海道の郷土料理としても知られる「いも餅」です。
【第2回:甘じょっぱさがクセになる!もっちりいも餅】
<材料>(4人分)
じゃがいも(男爵)・・3個
片栗粉・・大さじ3
塩・・少々
水・・大さじ3程度
Aしょうゆ、みりん、砂糖・・各大さじ1と1/2
サラダ油・・小さじ1
焼きのり・・お好みで
<作り方>
- じゃがいもはよく洗い、1個ずつラップで包んで電子レンジにかける。
※途中で上下を返すと、ムラなく火を通す事が出来ます。 - 竹串などで刺して柔らかくなったら、熱いうちに皮を剥いてボウルに移し、 フォークなどで潰す。
※加熱後のじゃがいもはとても熱いので、火傷しないよう気を付けて下さい。 - (2)に片栗粉・塩・水を加えてよく混ぜ、直径4cm程の円盤型に成形する。
- フライパンにサラダ油を熱し、(3)を並べて両面に焼き色を付けるようにして焼く。
- 合わせたAを加え、フライパンをゆすって全体にタレを絡める。
お好みでのりを貼り付ける。
※今回はやや小さめの円盤型にしましたが、嚥下に不安がある方は薄めに伸ばして焼いたり、丸く焼いたものをカットするなど、食べやすい状態にしてお召し上がりください。
- チーズや青のり、桜エビなどを入れても美味しく頂けます。
- じゃがいもの代わりに、さつまいもやかぼちゃなどで作るとスイーツ感が増します。
【じゃがいもの栄養価】
●カリウム
じゃがいもは「カリウムの王様」と称されるほど豊富に含まれています。
カリウムは体内の余分なナトリウムを排出し、血圧を下げて高血圧やむくみ予防に効果を発揮します。
●ビタミンC
じゃがいものビタミンCはでんぷん質に守られているため、加熱調理をしても損失が少ないのが特徴です。
ビタミンCはコラーゲンの生成を助け、肌にハリ・ツヤを与えます。
その他、抗酸化作用があり、老化の原因となる体のさびつきや風邪・感染症の予防に役立ちます。
栄養価の高いじゃがいもですが、芽や青い部分は下痢やめまい・吐き気を引き起こす恐れがあるソラニンという有害物質を含んでいるので、調理の際はしっかり取り除きましょう!
また、保存性が高く通年出回っていますが、実は10月頃が旬の時期にあたります。
栄養も美味しさもギュッと詰まっているじゃがいもを使って、是非作ってみてはいかがでしょうか?
Text by ろい/食育インストラクター