夏だけじゃなく秋も楽しめる!「みょうが」を食べよう!

みょうがは薬味として使われるだけでなく、漬け物や天ぷら・和え物など様々な調理法で楽しむ事が出来る、香り高い野菜です。
今回は、数少ない日本原産の香味野菜である「みょうが」についてのお話です。

【「秋みょうが」って何?】

みょうがは収穫時期に分けて呼び方が異なり、7~8月に採れるものを「夏みょうが」9~10月に採れるものを「秋みょうが」といいます。
秋みょうがは粒が大きく、色や香りも良いとされています。

【注目の栄養成分】

●α-ピネン
香り成分のα‐ピネンは、リラックス効果、血行促進、発汗作用があります。
また、消化を促したり、眠気を覚ます効果も期待出来ます。
ビタミンB1を多く含む豚肉・うなぎ・たらこなどと一緒に食べることで、疲労回復・ストレス解消効果が高まります。

●ミョウガジアール
辛み成分のミョウガジアールは、抗菌作用や解毒作用があり、風邪の予防をはじめ口内炎やのどの痛みを和らげる働きがあります。

●カリウム
体内のナトリウムを排出させて高血圧を予防してくれます。
また、筋肉の収縮にも関与する為、運動時に脚がつりやすい方におすすめです☆


 【みょうがの見極めポイント】

①鮮やかな紅色でツヤがある
緑がかったものは太陽に当たって日焼けしたもの、白っぽいものは未熟なものである可能性があるので注意しましょう。

②先端は花が咲いていないもの
先端から花が出たものや咲きかけのものは、繊維が硬めで食感が落ちています。

③ふっくらと膨らみがあって身が締まっているもの
触った時にフカフカするものは花が咲いて落ちたもので、食味はあまりよくありません。

みょうがは、生姜やネギなどの他の香味野菜と合わせる事で新陳代謝が高まり、スタミナアップに役立ちます。
いずれも細かく刻むことで効果が高まります
例えば、豚の生姜焼きにみょうがをプラスするなど、豚肉+しょうが+みょうがの食べ合わせは疲労回復やスタミナアップに一役買ってくれる事間違いなしです。
みょうがの魅力は、やはり何と言っても食欲をかきたてる爽やかな香りと食感!
くし切りのほか、長ネギのように存在感のある千切り・具材と絡みやすい輪切りなどにしても楽しむ事が出来ます。
様々な料理のアクセントとして、是非使ってみてください!

Text by ろい/食育インストラクター