夏の風物詩ともいえる「枝豆」。
スーパーフードとしても海外から注目をあびている食材である枝豆は、じつは「大豆」の未熟な種子であることを、みなさんご存知でしょうか?
【枝豆はとっても優秀な野菜】
大豆は豆類に分類されますが、枝豆は野菜として分類されています。
「畑の肉」といわれる大豆と同じように、良質なたんぱく質が多く、歯や骨を作るのに欠かせないカルシウムやカリウムなどのミネラルも豊富に含んでいます。
さらには、カロテンやビタミンC、葉酸も多く含まれています!
葉酸とは体の発育を助け、お腹の赤ちゃんの正常な発育に欠かせない栄養です。
抜群の栄養価を誇る枝豆は、まさにスーパーフードと呼ばれるだけの優等生ですね!
【まだまだ期待ができる効用】
豊富な栄養素のほかにも、更年期症状の緩和に有効とされるイソフラボンを含有。
さらにコレステロール値の上昇抑制に有効といわれているレシチンも含まれており、生活習慣病の予防にも役立ちます。
【理にかなっているビールに枝豆】
枝豆のたんぱく質に含まれるアミノ酸の一種「メチオニン」はビタミンB1、ビタミンCと共にアルコールの分解を促し、肝機能の働きを助けてくれるため、飲みすぎや二日酔いを防止する働きがあります。
おいしいから、手軽だから、という理由だけではなく、とても理にかなった組み合わせだったのです。
【夏にピッタリな食べ物】
夏バテの疲労回復に働く、ビタミンB1、さらには強い日差しで気になるお肌の悩みである、シミやそばかすにはビタミンCが効果的。
枝豆に含まれているビタミンCはさやに守られているため、茹でても損失が少ないのが特徴です。
また、夏の暑いストレスでたんぱく質は消費されてしまうので、鶏肉などのたんぱく質を多く含む食材と一緒にとることをオススメします。
みなさんいかがでしたか?
枝豆のもっているパワーに驚きですね!
枝豆には、香りも甘みも強い「茶豆」、とうもろこしのような香りと甘さをもつ「だだちゃ豆」、大粒でポリフェノールを含む「丹波黒豆大豆」など、さまざまな種類があります。
食べ比べをしてみるのもおもしろそうですね。
Text by ナナちゃん/食育インストラクター