ぶどうは、8月~10月の夏にかけてが旬の果物です。
「ぶどうを食べると長生きできる」と言われる位優秀な食材ですが、なぜこのように言われているのでしょうか?
今回はこのぶどうについてご紹介します。
【ぶどうの栄養は?】
ぶどうの皮には「ポリフェノール」という成分が豊富に含まれています。
この成分の一種で、アントシアニンという物質に老化を防ぐ効果があるのです。
また、同じポリフェノールの一種で、渋みのもととなる「レスベラトロール」という物質が長寿遺伝子を活性化させて寿命を延ばすのでは?といわれ、今後の研究結果が期待されています。
それだけでなく、ぶどうは果糖とぶどう糖などの糖質が主成分なので、体内で素早くエネルギーに変わり、疲労回復が早まるという効果もあります。
【ぶどうを食べる時にマナーがある??】
ぶどうの生産量の多いイタリアには、ぶどうを食べる際の食べ方があります。
まず一つは、房から実をはずす際に、茎から切り離します。
これは枝から直接はずすと枝の先に筋が残り見た目がよくない為です。
次に種を口から出す時、手を握りこぶしにして口元にもっていき種を出します。
これはどの果物でも同じですが、吐き出した口元を隠す為です。
イタリアではマナーとしてこのような食べ方をしているようです。
【ぶどうを使って料理しよう】
ぶどうは果物=デザートとして認識されがちですが、実は意外と料理に使っても美味しく頂けます。
お店でキーマカレーを頼んだらレーズンが入ってた!なんて経験はありませんか?
これは、日本でいうカレーに福神漬けと同様、箸休め的な役割をしています。
このように甘みがギュッと濃縮されたレーズンはスパイシーな料理によく合います。
もちろん生のぶどうもサラダなどに入れると爽やかな味わいになります。
またお肉や魚、チーズとも相性が良いので、料理のレパートリーも広がります。
さらに料理に合わせて飲み物をワインにして、ぶどうをもっと楽しんでみてはいかがでしょう?
ぶどうはこれからが美味しい時期です。
普段のお料理に取り入れてみてはいかがでしょうか。
ぶどうを食べて元気に長寿を目指しましょう!!
Text by りな/食育インストラクター